コラム特集:ユベントスとCLファイナル
ユベントスは日本時間6月4日3:45からレアル・マドリードと欧州の頂点をかけて戦う。
昨季王者とユベントスは2年前のチャンピオンズリーグ(UCL)準決勝で対戦しており、当時の下馬評を覆しイタリア王者がスペインの白い巨塔を打ち砕いた。
2年前のUCLも欧州復権をかけた戦いに世界中のユベンティーノが湧(わ)いたことだろう。
しかし、時間をかけ入念に準備してきた今季が当時よりも強いチームであることは、ユベントスの成績を振り返れば明白だ(今季UCLで無敗、12試合でわずか3失点)。
先日スクデット6連覇を達成したユベントスだが、近年で新たにユベントスのファンになった方も多くいるだろう。そこで、これまで『ユベントス・ジャーナル』にて記載してきたコラムを再度ご紹介したい。
▼『コラム:ユベンティーノにとってのCLファイナル』(2015.5.26)
当時12年振りとなるCLファイナル進出に向けてのコラム。14年前にチームの”心臓”であったMFネドベドが、準決勝での累積警告により、決勝戦欠場を余儀なくされた。その年にバロンドールを獲得するほどの活躍をみせたネドベド不在で、ACミランとの決勝戦はPK戦の末に敗れる。
▼『コラム:”来季こそは欧州制覇を”』(2016.6.19)
今から2年前にユベントスはバルセロナと欧州王者の座を争った。ユベントスは惜しくも敗れてしまったが、翌シーズンもUCLベスト16でドイツの絶対的王者バイエルンと互角の戦いを演じた。サポーターの熱は留まることを知らず、”来季こそは欧州制覇を”という声があがり始めた。そこでユベントスの”サイクル”に着目し、その実現性を解いた。
▼『コラム:現ユベントスに求められる変化』(2016.11.14)
今シーズン前半、チームはイタリア王者として誇れる結果を残しつつも煮え切らない戦いが続き、行き先が不透明な状況となる。そこでアッレグリが現在の4-2-3-1に繋がる策(4−5−1、4−1−4−1)を披露し、これがチームにフィットする。従来の3-5-2だけでなく、”複数の顔”を持つようになったユベントスは、”欧州で最も対策が難しいクラブ”と言っても過言ではない戦術を手に入れた。
▼『コラム:絶対的支柱の気骨』(2017.5.8)
16シーズンもの間、ユベントスのゴールを守り続け、数々の挫折を乗り越えてきた偉大な守護神GKブッフォン。UCL準決勝モナコ戦との1stレグを0-2で完封した後、インタビューにて「内緒にしていた話」を切り出す。カーディフのチケットを手にするには、ブッフォンという唯一無二の存在が必要不可欠なのは明白であった。
▼『コラム:偉大な6本の柱』(2017.6.3)
スクデット6連覇のすべてに貢献した6人の選手たち。中でもブッフォン、キエッリーニ(、マルキージオ)はセリエB降格を経験している。クラブが冤罪をかけられてから10年が経った今、欧州の復権を世に知らしめるチャンスが目の前にある。そしてクラブを愛し続けてくれた6人は、偉大なビアンコネロとして、決勝の地カーディフで戦う。
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