「課題は選手本人を説得すること」

ダミアン・コモリGM（ゼネラル・マネージャー）が加わり、初めて迎える夏のメルカート。

ユベントスは人員整理のため、余剰戦力の放出に奔走している。

イタリア紙『TUTTO SPORT』は現地時間13日、FWニコラス・ゴンサレス（27）が売却に近づいていることを報じた。

昨夏にフィオレンティーナから加入したこのアルゼンチン代表FWは昨シーズン、公式戦38試合に出場し、5ゴール4アシストを記録。

シーズン序盤に約2カ月間の負傷離脱を強いられたものの、復帰後は前線のさまざまなポジションで起用されていた。

しかし、ピッチ上でのパフォーマンスはイゴール・トゥドール監督を満足させるほどには至らず、今夏の放出候補に浮上している。

そんな同選手に対して、サウジ・プロリーグのアル・アハリが獲得に興味を示しているようだ。

同紙は「ユベントスはニコ（ニコラス・ゴンサレスの愛称）の移籍金を3000万ユーロに設定しており、この金額はアラブのクラブにとって手が届かないものではない」

「残る課題は選手本人を説得すること。だがニコにとっては、ワールドカップ・イヤーは、欧州のような注目を浴びる舞台に留まりたい思いが強いはずだ」と報道。

この売却オペレーションに課題がありつつも、サウジ移籍の可能性があることを主張している。

直近のクラブ・ワールドカップではマンチェスター・シティ戦こそ、フル出場したものの、それ以外の3試合ではあまり出場機会を得られなかったニコ。

果たしてこのアルゼンチン代表は今後どのような決断を下すのか。