【今節は無料公開! JJパジェッレ】セリエA第34節 ウディネーゼ対ユベントス
(※通常はJJ会員限定のパジェッレが今節は特別無料公開!)
著者:J-JOURNAL 編集部 オキナウェーゼ・宮城
C・ロナウドのドッピエッタがユベントスを救う
セリエAの第34節が現地時間2日に行われ、ユベントスはアウェイでウディネーゼと対戦。
前半早々に失点し、敗戦濃厚となっていた試合をFWクリスティアーノ・ロナウドがドッピエッタで奇跡的にひっくり返し、ビアンコネーリが2-1で勝利を手繰り寄せた。
UEFAチャンピオンズリーグの出場権を獲得するためにも勝ち点を落とせないユベントスだったが、わずか試合開始10分で失点。
自陣ゴール前で与えたセットプレーでウディネーゼのクイックリスタートの餌食となり、序盤から追い掛ける展開となる。
その後も今季のスクデットがインテルに渡った影響からか、気の抜けたプレーを連発。低調なパフォーマンスで相手のペースにはまった。
そんな敗戦ムード漂う中で、流れを変えたのは右サイドでプレーしていたMFフアン・クアドラードだった。
80分に、このコロンビアーノの狡猾なプレーでユベントスが敵陣ゴール前でFKを獲得。すると、FWクリスティアーノ・ロナウドが蹴ったボールが相手のハンドを誘いPKに。
それを背番号「7」がきっちり決めて、土壇場で試合を振り出しに戻した。
さらに、そこからビアンコネーリは勝ち点3を目指して攻勢を掛ける。
そして迎えた89分、途中交代でピッチに入ったMFアドリアン・ラビオのピンポイントクロスをゴール前に走り込んだC・ロナウドがヘッド。
そのシュートがウディネーゼのGKシモーネ・スクフェットの手をかすめゴールネットを揺らし、起死回生の逆転弾が生まれた。
試合はそのまま主審のホイッスルが吹かれ終了。ユベントスが2-1で勝利し、混戦模様となっているカンピオナート上位争いにおいて、CL出場権の3位をキープしている。
【試合結果】
ウディネーゼ 1-2 ユベントス
【得点者】
10’ モリーナ
83’ C・ロナウド(PK)
89’ C・ロナウド
ここからは、J-JOURNAL独自の視点によるパジェッレ(採点&寸評)を公開。ティフォージの皆さんは、この試合をどう見ましたか?
※平均点【6】、基本的には15分以上のプレーで採点
ユベントス 【6】
試合前にインテルのセリエA優勝が決まり、10連覇の夢は潰えた。すでに決定的だったとはいえ、その影響が少なからずチームにはあったのかもしれない。前半早々に気の抜けた状態で失点し、その後もウディネーゼの堅牢な守備に苦しんだ。全体的に動きが重く、締りのないプレーが散見。それでもビアンコネーリには「運」があった。83分からの逆転劇はまるでドラマ。タイトルはありきたりだが、「救世主CR7」でどうだろう? 子供たちの心はつかめそうだが…。
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コメント
ベンタンクールは毎試合守備によく走ってくれてると思うんだけどなぁ、創造力の不足感と凡ミスのせいであんまり評価されてない。
昨シーズン、ピャニッチの後継者だって持て囃されてたけど、どう考えてもレジスタ/アンカーは彼の適正ポジションじゃない。
やっぱり4-3-3の右インサイドハーフでやらせてあげたい。その方がのびのびとやれるはず。今のユーヴェの中盤はインサイドハーフタイプが多すぎるのよ。
ピルロに来季以降出番があるなら、レジスタを確保した上で是非4-3-3を検討いただきたい。