クルゼフスキ（59分から出場） 【5.5】
ベルナルデスキに代わり左サイドに入ったが、決して彼のポジションとは言えなかった。流れを変えるための投入も効果は薄く、チーム内でのコンビネーションも希薄だった。コレイアが入った85分にようやく右サイドへと移ったが、ポテンシャルを存分に発揮できたとは言えない。

モラタ （66分から出場） 【6】
ディバラとの交代でピッチに登場し、献身的な動きでポスト役を試みた。直接得点に絡むようなパフォーマンスはなかったものの、少なからず流れを引き寄せようとする気概を見せ、それを実行している。

コレイア（84分から出場） 【採点なし】
あと1点が欲しいタイミングでクアドラードに代わりピッチに登場。同郷で憧れの先輩C・ロナウドと同じピッチに立った。セリエAのデビュー戦ながら周囲の状況をよく理解しており、A・サンドロとの連携も悪くない。臆することなくサイドで力強いプレーを披露し、勝利に貢献している。

ラビオ（84分から出場） 【6.5】
左サイドで体を張ってマークをかい潜り、逆転ゴールに繋がるアーリークロスをC・ロナウドに送った。本来なら採点しない出場時間だが、タイミング、スピード、距離を瞬時に弾き出して蹴られたクロスを評価しないわけにはいかない。そんな才能があったとは…。攻守において献身的に走り、チームを勝利に導いた。

ピルロ監督 【5.5】
自分たちのミスから失点し、80分過ぎるまでは敗戦濃厚なゲーム展開だった。「交代がはまった」と言えるかは微妙なところだが、指揮官にとっては天国と地獄を味わったような試合だろう。負けていれば、混戦のCL出場権争いから一気に後退することになっていた。まさに九死に一生を得た形だ。今節は奇跡的に結果だけは残した。しかし、それが何度も続くことはない。次節のミラン戦では「運」に頼らないゲームを期待したい。