【今節は無料公開! JJパジェッレ】セリエA第34節 ウディネーゼ対ユベントス
MOM:C・ロナウド 【7.5】
およそ80分までは“絶不調”のCR7だった。それでも83分にはPKをゴールに沈め、さらに89分にはラビオのクロスボールを頭で合わせてドッピエッタを達成。チームを窮地から救っている。1ポイントすら惜しいCL出場権争いにおいて起死回生の逆転弾。評価は賛否あれど、最終的に試合を決めたのは今季27ゴールで、得点王トップの背番号「7」だった。ユベントスの千両役者は今なお健在だ。
シュチェスニー 【5.5】
ウディネーゼの枠内シュートのほとんどが正面に飛んできた。もちろん、失点シーンも然り。チーム全体が集中力を欠いていたとはいえ、モリーナのシュートが絶対に抑えられないものだったかと言われると疑問が残る。ドンナルンマ獲得の噂が囁かれるのは致し方ないのかもしれない。
ダニーロ 【5.5】
ボールを回収した後の縦パスも、敵陣に攻め上がったときの重要なパスも中途半端なものが多かった。一列前のクアドラードを支えることはできず、守備で対峙したラーセンには苦戦を強いられた。体は重く、アイディアも不足。身体的にもメンタル的にも疲労感が感じられた。
デ・リフト 【6.5】
ウディネーゼの1トップ、オカカとの対人戦で勝利を上げて総崩れは避けた。0-1となった失点を抑えるのは難しかったが、彼抜きでは、より大惨事になっていた可能性すらある。33分にはセットプレーの流れから敵陣エリア内でアタッカー顔負けの切り返しを披露。C・ロナウへ、“ほぼ”アシストと言えるクロスボールを送っている。この試合の功労者の1人で間違いない。
ボヌッチ 【5.5】
「安定感」と言うには欠けているものが多い。特に0-1とされたシーンは、カピターノとしての責任感と経験で抑えるべきものだった。失点を「1」に止めたことは評価できるが、攻撃時に違いを生み出すはずのロングフィードは鳴りを潜めている。スクデットをインテルに奪われた悔しさから、自分の武器をピッチの外に忘れてきたのかもしれない。
A・サンドロ 【6】
前半はオーバーラップしても味方のサポートが得られず、狭いスペースでの窮屈なプレーが多かった。しかし、後半からは少しずつ前線で仕掛けるチャンスが増え、深い位置からのクロスでいくつかの好機を演出している。停滞気味のチームにおいて、闘志を燃やした数少ない選手だった。
コメント
ベンタンクールは毎試合守備によく走ってくれてると思うんだけどなぁ、創造力の不足感と凡ミスのせいであんまり評価されてない。
昨シーズン、ピャニッチの後継者だって持て囃されてたけど、どう考えてもレジスタ/アンカーは彼の適正ポジションじゃない。
やっぱり4-3-3の右インサイドハーフでやらせてあげたい。その方がのびのびとやれるはず。今のユーヴェの中盤はインサイドハーフタイプが多すぎるのよ。
ピルロに来季以降出番があるなら、レジスタを確保した上で是非4-3-3を検討いただきたい。