ユベントス、61年間続けてきたアニェッリ家ゆかりの土地での伝統的な一戦を中止へ
2020/07/26
gazzetta.it
今季のリーグ優勝のイベントも未定
ユベントスのセリエA9連覇が間近に迫っている。
ホームのアリアンツ・スタジアムで行われる次節のサンプドリア戦に勝利すれば、マウリツィオ・サッリ監督が率いたクラブとしては初のスクデットを手にすることになる。
仮にユベントスの優勝が決まれば、クラブだけでなく、セリエAの歴史においても語り継がれるであろう偉大な記録だ。
しかし、その功績をこれまでのように街を上げて祝福できないのが残念でもある。
近年のセリエA優勝時には、現地のユベンティーニはトリノのサン・カルロ広場やカステッロ広場などに集まり、シーズンを通して戦ってきたチームを称えてきた。
しかし今季は、新型コロナウイルスの影響により優勝パレードを行わない方針で話が進められているようだ。
イタリア紙『La Gazzetta dello Sport』をはじめ、主要メディアが25日に伝えた。
同紙の報道によると、ピエモンテ州知事やトリノ市長など、街の関係各所との話し合いにより、ウイルスの感染拡大の観点から大々的なイベントは行わないものとされている。
ただ、それだけではなく、新型コロナウイルスはクラブの伝統にも影響を及ぼすことになった。