サッリ監督「ユベントスの目標は残り6試合で勝ち点11を勝ち取ること」
そのタイトル争いで一歩も二歩もリードしているのがユベントスだ。
今季もスクデットが獲得出来れば9連覇を達成することになるが、サッリは「スクデットを獲るのは当たり前なことではない」と述べ、決して油断はできないと気を引き締めた。
「スクデットを勝ち取るために苦しみ、戦わなければならない試合がまだ残っている。幸いスクデットの運命を握っているのは我々であり、残りの6試合で勝ち点11を稼げれば目標達成だ」
「だけど、スクデットが獲れて当然だなどと表面的に考えている者がいるとは思わない。スポーツでは当たり前の結果なんて存在しないんだ」
「私はあらゆるや物や者たちから自分自身を遠ざけようとしているから、批判については良く分からない」
「私は人生の選択においてソーシャルネットワークの世界には絶対に足を踏み入れないことにしているからね」
その9連覇を目指すユベントスが直近2試合で喫した失点数は6だ。
昨季のチームの総失点数が30だったことからも、この数値は大きいように見えるが、サッリは「どのチームにとっても今季はこういうシーズンなんだ」と述べ、ディフェンスだけの問題ではないと説明した。
「歴史的に見ても、イタリアのリーグ戦で直近の4、5試合で記録したような得点を記録したことはおそらく一度もないと思う」
「つまり、条件的に今はどのチームも強固なチームにすることが難しい状況にあるということだ」
「再開後に行われた試合で我々は4、5試合で無失点だったし、15分間のブラックアウトのせいで喫したミラノでの失点については考慮したくはない」
「アタランタと対戦する場合には、1失点は覚悟する必要がある。彼らは1試合につき平均約3得点しているチームだからね」
「このように長い中断期間後にあまり準備期間もなく7月に試合を行っていれば、試合を通してチームの距離感を短くさせ、コンパクトに維持させることが以前よりも倍以上難しくなってしまうのは明らかだ」
「そのため、どのチームも普段より多く失点してしまっている。これは我々が対処しなければならない問題であり、現時点では試合の中で状況をコントロールできることが最も高く評価されるクオリティの1つだと思っている」