【JJパジェッレ】セリエA第13節 アタランタ対ユベントス
MOM:ゴンサロ・イグアイン 【7.5】
パスの受け手に対して即座に間合いを詰め、一気のボール奪取を狙うアタランタ相手でも、ポジションを下げてパスを受けるとゴールへ向かう動きを繰り返し、時には裏のスペースにも飛び出してチャンスを演出。
ディバラとのコンビネーションからドッピエッタを達成すると、後半アディショナルタイムにはカウンターから「10」番のゴールをお膳立て。全得点に絡む活躍を見せた。
シュチェスニー 【7】
前半を中心にホームチームの猛攻に晒される中でも、いつもと変わらない安定感でチームを救った。22分のパシャリッチのヘディングシュートに対するセーブは、前半に先制点を与えなかった点で非常に価値がある。後半の失点シーンはファーサイドに味方の人数が不足していたことが主な原因だ。
クアドラード 【6】
アタランタの攻撃の核であるアレハンドロ・ゴメスと同サイドでマッチアップするゴセンスを前に再三裏をとられ、クロスの供給を許している。ビルドアップでは中央にパスコースがなく、ドリブルを仕掛ける場面も。しかし後半に絶妙なオーバーラップからイグアインの勝ち越し弾を演出した。
ボヌッチ 【6】
前線からプレスを仕掛けられボールを蹴り出すこともあったが、中盤へパスを通すことが難しいと判断した時は、迷わず2トップにあてるパスを供給。ただ高い位置でのボール奪取を試みる相手の狙いをふまえると、前半から最終ラインの裏を狙うロングフィードを多用しても良かったかもしれない。
デ・リフト 【7.5】
消耗の激しい試合で球際での強さを最大限に発揮。バローとのマッチアップでは空中戦で圧倒すると、同選手に替わって入ったムリエルにも中央で仕事をさせなかった。クロスに対する反応やゴール前でのシュートブロックにも目を見張るものがあり、カウンター時のスペースのカバーリングもそつなくこなした。
デ・シリオ 【6.5】
アタランタの攻撃の起点となった右サイドとは対照的に、左サイドではデ・シリオがハテブールの突破をほぼ許していない。後半に1度だけムリエルに交わされたシーンがあったが、ポゼッション時もボールを失うことはほとんどなく、全体的に不安を感じさせないパフォーマンスだったと言える。