【JJパジェッレ】セリエA第12節 ユベントス対ミラン
MOM:ディバラ(55分から出場) 【7.5】
「勝利の立役者」。C・ロナウドに代わりピッチに立つと、軽快な動きでボールに絡み、チームに新たなリズムを加えた。77分には左足の切り返しでDFロマニョーリのマークを剥がし、右足でファーサイドに蹴り込む華麗なゴールをゲット。試合終了間際にも高い位置でボールを奪うとそのまま仕掛けてドッピエッタに近づいた。この日の35分間は、かつての背番号「10」を彷彿させる活躍ぶりだった。
シュチェスニー 【7】
枠に飛んできたシュートをことごとく抑えるだけでなく、DFラインの裏を狙ったボールにも果敢に飛び出しピンチの芽を摘んだ。崩された状態で打たれるシュートは少なかったものの、ゴールマウスの周辺だけでなく、ピッチの広範囲をカバーする“難攻不落”の「最後の壁」として立ちはだかっている。
クアドラード 【6.5】
戦況を嗅ぎ分けながら「ボールキープ」「ドリブル」と使い分けた。常に前線への突破をチラつかせることで、マーカーに対して十分なプレッシャーを掛けている。彼にとってはボールを持つことが最大の防御と言えそうだ。プレーとは関係のないところで警告を受けたが、十八番の攻撃参加と守備への貢献度は現時点で代えがきかない。
ボヌッチ 【6.5】
チームが前線からプレスを仕掛けた分、薄くなった後ろのスペースをロングボールで狙われたが、ミランのFWピオンテクにはこのイタリア人CBの厳しいマークが待ち構えていた。さらに、ボール奪取から素早くロングボールでカウンターに繋げるなど、最終ラインの司令塔として攻撃の起点となっている。
デ・リフト 【6.5】
シュチェスニーの好セーブという助けも借りながら最終ラインのコンビ、ボヌッチとの連携でミランの攻撃陣をシャットアウト。左サイドではA・サンドロと協力して相手の侵入を防いだ。非常にインテンシティの高い試合で成長した姿を見せている。
アレックス・サンドロ 【6】
マテュイディとのスムーズな連携でミランのMFスソとのマッチアップに勝利。また、デ・リフトのカバーやクロスボールの対応でも存在感を発揮した。攻撃ではバランスを取りながらチャンスを伺い、守備では激しいボディコンタクトで存在感を示した。