【JJパジェッレ】セリエA第12節 ユベントス対ミラン
イグアイン 【6.5】
斜めの動きでDFラインの裏を狙いシュートチャンスを何度も作り出した。また、ファイナルサードでのポストプレーは秀逸。77分には、ベンタンクールのパスをワンタッチでディバラに落として得点をアシスト。自身にゴールは生まれなかったものの、柔軟な動きで味方をサポートしている。これでCL含め3試合連続アシスト。まさに「影の功労者」だ。
C・ロナウド(55分までプレー) 【5】
自由なポジション取りでパスを引き出すも、周囲の期待とは裏腹に決定的な仕事はほとんど見られなかった。万全なコンディションでのプレーに比べると明らかに精彩を欠き、ミスも目立った。わずか55分でディバラとの交代を命じられたが、この日のプレーでは致し方ないだろう。早期復活を期待したい。
ドウグラス・コスタ(61分から出場) 【6.5】
ベルナルデスキに代わりトップ下の位置でプレー。得意のドリブルで前線にボールを運び、サイドからのカットインで相手の守備陣形の打開を図った。ディバラ程ではないにしろ、こう着した試合で存在感をアピールしている。
ラビオ(70分から出場) 【5.5】
負傷したマテュイディに代わり出場。守備では中盤の選手との距離を保ちスペースを埋めたが、攻撃では軽率なミスが見られた。CLロコモティフ・モスクワ戦での印象の悪さを払拭するには、より強い闘争心が求められそうだ。
サッリ監督 【6.5】
前半はミラン優位に試合が進んだ。シュート数はユベントスの11本(枠内5本)に対し、ミランが10本(枠内7本)。ボールポゼッションもほぼ互角だった。ゴールから近い位置でシュートを打たせなかった守備陣には賛辞を送るべきだろう。後半、調子の上がらないC・ロナウドを潔く下げたところに指揮官の拘りが感じられた。途中から入ったディバラ、D・コスタが持ち味を発揮し、今節も適材適所への選手起用が光っている。90分通して見れば完璧なゲームプランだった。
著者:J-JOURNAL 編集部 オキナウェーゼ・宮城