コラム:ユベントスが今シーズン戻るべき場所
あと一歩の、苦しまぎれでも良かったほんの一歩が出なかった。そして、延長戦に備えて交代カードを残していたユベントスが後半終了間際に悲劇に見舞われ、大会から姿を消した。
後半開始とともに2枚、75分に1枚。90分間で交代カード3枚を使って勝負に出たマドリーがその後も勝ち抜き、大会3連覇を果たしている。
CLでは攻めて、攻めて、攻め勝つチームが今シーズンも結果を残している。すでにベスト8入りを決めているチームをみると、より顕著だ。
ローマはホームでの1stレグを2-1で折り返したが、2ndレグでは延長戦後半にPKを与えてしまいポルトに逆転勝利を許してしまった。
そしてマンチェスター・ユナイテッドはホームでパリ・サンジェルマンに0-2で1stレグを落としていたが7人の主力を欠きながらも2ndレグは果敢に攻め、3-1で勝利している。
アヤックスもホームで1-2とレアル・マドリーに先勝されたが、2ndレグではアウェイで4-1の大逆転勝利を収めている。
ベスト8に入った4チーム中、3チームが逆転で狭き門をくぐったことになる。彼らに共通するのは、多少の油断を差し引いたとしても最後まで攻めぬいたこと。
そしてビデオ・アシスタント・レフェリー(VAR)だ。「VARのおかげで勝った」とは毛頭思わないが、攻めぬいたからこそ得た結果なのは、手厳しい批評家たちも認めざるを得ないだろう。
Net sports 247たしかにユベントスはアトレティコ・マドリードとの1stレグを落とした。その事実は消せない。
だが、MFブレーズ・マテュイディ、エムレ・ジャン以外の主力は休養十分で2ndレグを迎えられる。
なかでもFWクリスティアーノ・ロナウドに至ってはユベントス加入後、サスペンション以外では初となるベンチで、ウディネーゼ戦を終えている。
チームはエスタディオ・ワンダ・メトロポリターノでアトレティコに敗戦後、あらゆる面でネガティブな空気に包まれていた。
昨シーズン、アッレグリは自身のTwitterでチームとユベンティーニを鼓舞したが、敗戦から数日後にすべてのSNSのアカウントを削除した。
本人はナポリ戦の前日会見で「私がSNSを辞めたことで騒ぎが起こっていることが“問題”だ。これまで私は試合後にメッセージを書いていただけだ」
「その世界に入ったときのように、ただ出ていったということだよ」と冷静に答えている。真相は本人のみが知ることだろう。追求に意味はない。
アトレティコ戦が終わり、ボローニャ戦とナポリ戦は低調なパフォーマンスを披露したが、ウディネーゼ戦ではFWモイーズ・キーンの活躍もあり4-1の圧勝。
コメント
Nulla e impossibile crediamoci!
Fino alla fine, forza juve!!