コラム:ユベントス史上初のアメリカ人ジョカトーレの軌跡
「だけどみんなも知っている通り、僕はいつだって自分の実力を証明してきただろう?」
「だから僕の実力を疑う人がいる限り、自分はいいプレーができるし、僕自身それでいいと思っているよ」
今でこそMLSの発展などもありヨーロッパでプレーするアメリカ人ジョカトーレも増えてきた。
しかしバスケやアメフトが絶大な人気を誇る国で生まれたフットボール選手は、時にそういったバイアスとの戦いを強いられてきたはずだ。
だがマッケニーの発言は一貫している。
今年6月に受けたイタリア紙『TUTTO SPORT』のインタビューでも彼は同様のことを語っていた。
「リーズ(2023年1月から半年間レンタル)から戻ったとき、僕のロッカーはなくなっていて、ホテルにも部屋はなく、駐車場さえもなくなっていた」
「驚いたよ」
「『たった半年間いなかっただけで、こんな扱いを受けるのか』ってね。でもそこでこう思ったんだ」
「『わかったよ、僕をそんな風に扱いたいんだな? それならピッチで全部証明してやる』ってね」
「壁にぶち当たり、みんなから疑われているときこそ僕は成長する。そうやって今のようなジョカトーレになったんだ」
彼の発言にもあるように、マッケニーはつねに実力で自身の居場所を築き上げてきた選手だ。
2023年1月、プレミアリーグのリーズへ半年間のレンタル移籍をした際には、同クラブが残留を決めた場合、買い取り義務が発生するという契約でチームに加入した。
しかしチームはあえなく2部に降格。自身も公式戦20試合で1アシストのみという結果にとどまり、サポーターからの心無い言葉を背に受けながらイタリアへ帰還することとなった。
だが翌年、アッレグリ監督のもとで復活。38試合で10アシストを記録するなど、イングランドでの苦い思い出を糧にその評価を覆してみせた。
そんなマッケニーは先日のカリアリ戦で、ユベントスでの出場試合数が「150」に到達。
コメント
懐疑的な評価を覆した点についてはマジでカッコいいと思う
このまま意外と長いことユーベに居てくれたりして