コラム:ユベントス史上初のアメリカ人ジョカトーレの軌跡
2024/12/21
マッケニーも例外ではなく戦力外通告を受けた選手のうちのひとり。
ビアンコネーリが新たに獲得を狙う選手のトレード要員として、頻繁に交渉のテーブルに乗せられていた。
しかし状況は一変する。いや、「させた」と記すべきだろう。
メッザーラを本職としながらも、時にポジションを選ばないその高いユーティリティー性が高く評価され、結果的に残留。
モッタ監督からの信頼を掴むと、今年8月にはクラブとの契約を更新し、今後もユベントスとともに戦う覚悟を固めた。
実際マッケニーは11月のセリエA第13節ミラン戦では、負傷したドゥシャン・ヴラホヴィッチの穴を埋めるべくセンターフォワードとしてプレー。
さらに先日のコッパ・イタリア・ラウンド16・カリアリ戦では左サイドバックとして先発しチームの4-0の勝利に貢献。
いかなるポジションで起用されても、指揮官の期待に応える万能ぶりを発揮した。
先に記した『CBS Sports』のインタビューで、彼はこう語っていた。
「アメリカ人である以上、実力を疑われることには上手く対処していかなければいけないんだ」
「僕は疑われることは嫌いじゃない」
「だってそういう人たちが僕を懐疑的な目で見ているときこそ、最高のフットボールをプレーできていると思うから」
「偏見は間違いなくあるし、慣れるしかないんだ。いつもそうだった」
「ユベントスにいるときでさえ、どういうわけか毎年“戦力外通告”を受ける」
「捨てられる準備をし、そして夏になると“新加入選手”のように扱われ、ふたたび自分の名を上げなければならない」
「アメリカ人はいつもこうなのさ」
コメント
懐疑的な評価を覆した点についてはマジでカッコいいと思う
このまま意外と長いことユーベに居てくれたりして