テュラム（72分までプレー） 【6.5】
フィジカルとテクニックを駆使してチームの中核的な存在に。前線の選手とパス交換しながら敵陣に進出するプレーは、縦に仕掛ける推進力となっていた。

ロカテッリ（54分までプレー） 【6】
最終ラインの動きに合わせてスペースをカバー。守備陣をサポートする動きで中央にバランスをもたらした。とはいえ、10人の相手に効果的なアプローチはできず、前半ATに不用意なファウルで警告も受けた。

カンビアーゾ 【6.5】
カピターノとして右WGで先発し、後半途中からはウェアの登場により右SBへと移動。イン・アウトと柔軟にスペースを見つけてチームを前進させていた。ミスもあれど、前半終了間際にはCKの流れからガッティに絶好のクロスを送り、ビッグチャンスを演出している（惜しくもゴールならず）。

ドウグラス・ルイス 【5.5】
トレクアルティスタとしてピッチに立つも、アピールの機会を逃したと言っていいだろう。ヴラホとの連携も乏しく、スペースを狙った動き出しも少ない。キープ役としては有用だがチャンスメイクの面では正確性が不足していた。58分に訪れたフリーでのゴールチャンスも生かせず。

ユルディズ 【6】
左サイドから仕掛けるプレーには期待感もあったが、対峙したDFマルシッチも常に集中していた。背後からのプレシャーをかわし何度かチャンスを作り出したものの、フィニッシュの局面でラツィオ守備陣の想像を超えられなかった。