【JJパジェッレ】コッパ・イタリア準決勝2ndレグ ラツィオ対ユベントス
途中出場のミリクが値千金! チームを救う一発で伊杯決勝進出
コッパ・イタリア準決勝2ndレグが現地時間23日に行われ、ユベントスはラツィオと敵地スタディオ・オリンピコで激突。
勢いのあるホームチームに2点を先行されながらも、終盤に1点を返し、ビアコネーリがトータルスコア3ー2で決勝進出を決めた。
前半序盤と後半立ち上がりに、ラツィオのバレンティン・カスティジャーノスにゴールを許したユベントス。
ホームで得た2点のリードを失い暗雲が立ち込める事態となったが、試合終盤の82分、後半途中から起用されたティモシー・ウェアの折り返しをアルカディウシュ・ミリクがファーで押し込み1-2に。
その後はラツィオの攻撃を跳ね返し続け、試合はそのまま終了。
ユベントスが、今季のタイトルを懸けて争う、5月15日に予定されている決勝戦へ駒を進めた。
【試合結果】
ラツィオ 2-1 ユベントス(合計:2-3)
【得点者】
12’ カステジャーノス
48’ カステジャーノス
83’ ミリク
ここからは、J-JOURNAL独自の視点によるパジェッレ(採点&寸評)を公開。ティフォージの皆さんは、この試合をどう見ましたか?
※平均点は【6】、満点は【10】。基本的には15分以上のプレーで採点
ユベントス 【6.5】
ホームで得た2点のリードは、あっという間に無かったものに。それでも後半途中からピッチに入ったウェアとミリクが、ラツィオの逆転の希望を打ち砕いている。大いにヒヤヒヤしながらも無事に、22度目のコッパ・イタリア決勝進出を決めた。
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MOM:ミリク(82分から出場) 【7】
ビアンコネーリの救世主。ヴラホヴィッチとの交代でピッチに立つと、最初のボールタッチが決勝進出を決める貴重なゴールに。マークに付いていたロマニョーリの視界から消える完璧な“ファー詰め”だった。自ら仕掛けるプレーは少々まじめ過ぎたが、もはやひとつのゴールで十分だ。
ペリン 【6.5】
カステジャーノスによる2つのゴールは、GKにとって防ぐのが困難なものだった。それでも、44分にはこの背番号19との1対1で見事なショットストップを見せチームの決勝進出に貢献。十分な“大仕事”をやってのけたと言っていい。
ダニーロ 【5.5】
カステジャーノスに悩まされた夜。前半終了間際に同FWに裏を取られてヒヤリ。一度はGKペリンに助けられたものの、後半早々にはこのアルゼンティーノにラインを破られ2点目を奪われてしまった。しかし、闘志は絶やさず、攻撃参加でチームを支えた。
ブレーメル 【5】
不安定なブラジル人CB再び…。後半はじまってすぐに、カステジャーノスに上手く体を入れられフリーでシュートを許し2-0に。枚数が揃っているときの対人戦では強さを発揮したが、機動力のある相手に苦しめられた。フリーでのヘディングシュートも枠に入れたい。
A・サンドロ 【5】
出場停止のガッティに代わり先発。ブラジリアーノで並んだ最終ラインだったが、ときに亀裂が生じてしまった。12分のラツィオのCKでは、まんまとカステジャーノスに前のポジションを取られ、ほぼフリーでヘディングを許してしまった。序盤の失点は痛い。