【開幕節は無料公開! JJパジェッレ】セリエA第1節 ウディネーゼ対ユベントス
MOM:ディバラ 【8】
攻撃における全ての局面で姿を見せる、そんな存在感があった。ボールを前線に運び、展開し、そしてフィニッシュに絡む。主将として、まさにチームの核となっていた。左足のアウトサイドで決めた開始3分の先制ゴールは芸術の域にある。また、クアドラードへのアシストもトラップからパスまで完璧なリズムだった。我はいま、復活を遂げようとする“ディバラの再生(ルネサンス)”を目の当たりにしているのかもしれない。
シュチェスニー 【4】
まだ心がバカンス中なら早く戻ってきてもらいたい。9分のブッセットのシュートは抑えたものの、2つの失点はここから生まれた。最初の失点を含め、ボールを弾くシーンが多かったことは周囲を不安にさせた。が、その不安は見事に的中。2つ目の失点時は、デ・リフト、ダニーロと逃げ道があっただけに擁護のしようがない。ペリンの出番は目の前か。
ダニーロ 【6】
スタートは右SB、後半途中からはシステム変更に伴い中盤でアンカーを務めた。後方での気迫溢れるプレーとクリーンな守備でウディネーゼの反撃に耐えたが、相手のプレッシャーが強くなった終盤にはボールを失うシーンが増えてしまった。決勝戦まで勝ち進んだコッパ・アメリカの疲れは否めないか…。
デ・リフト 【5.5】
スピードあるウディネーゼの2トップに対し、空中戦では一切の仕事をさせず。しかし最初の失点に繋がったシーンでは、元ビアンコネーリのペレイラへの対応が甘くなり、ワンツーのパスで中央を破られた。彼だけの責任ではないものの、技巧派なペレイラには細心の注意と、潰す覚悟が必要だった。
ボヌッチ 【6】
飲水タイム中にアッレグリと戦術の確認をするなどリーダーぶりを発揮。安定した対人戦とカバーリングで大崩れを避けつつ、ビルドアップでもボールの収まりどころとなった。しかし、アッレグリの策で3バックとなってからは相手のプレスにより受け身に。ボールを後ろに下げる機会が増えたことで結果的に2失点目が生まれている。
A・サンドロ 【6.5】
右サイドに攻撃の比重が置かれたことで守備の立ち位置が多かった。それでも時折、前線に顔を覗かせて攻撃のスイッチとなる縦パスを入れている。また54分には、クロスでモラタのクロスバー直撃のシュートをお膳立て。特筆すべきはタッチを割りそうなボールに食らいつき、相手からボールを剥ぎ取ったプレーでユベンティーニを虜にした。