ユベントス会長、退団するパラーティチに「あなたにただ1つだけお願いがある…」
「別の道を歩く時が来た」
現地時間4日、ビアンコネーリを去るファビオ・パラーティチCFO(チーフ・フットボール・オフィサー)の記者会見にアンドレア・アニェッリ会長も出席。
ともに戦った戦友へ、最後のメッセージを会場に集まった記者たちを前に語っている。
この模様をイタリア紙『TUTTO SPORT』ほか多数メディアが同日、報じた。
まず、会見の冒頭で今シーズンのユベントスやマッシミリアーノ・アッレグリ監督の復帰、そして欧州スーパーリーグ(ESL)と3つのテーマについて触れたアニェッリ会長。
その後は、今季限りでビアンコネーリから去るファビオ・パラーティチとのストーリーへと話を移した。
「これらは大事な3つのテーマですが、今日はファビオ・パラーティチと我々の11年間について話したいため、このテーマに関する質問には答えません」
「机の上にはたくさんのメモが散らかっていましたが……」
「ミラノのパラッツォ・パリージ・ホテル(ユベントスがメルカートの本部として使用していたホテル)にあるメモ用紙は、この11年間を記すのに最も適したものだったかもしれません」
「この11年間というのは、(ルイジ・)デルネーリ時代からピルロの時代までの期間です」
「その間に我々はスクデットを9回、コッパ・イタリアを5回、スーペルコッパを5回制し、CLの決勝戦に2回出場するという非常に喜ばしい時期を過ごしました」
「そして、ホームスタジアムも『スタディオ・オリンピコ・ディ・トリノ』、つまり現在の『スタディオ・オリンピコ・グランデ・トリノ』から『アリアンツ・スタジアム』へと変わりました」
「また、その間に創設されたU-23チームはコッパ・イタリアで優勝し、女子チームはスクデットを4回、コッパ・イタリアを1回、そして2度のスーペルコッパを制しました」
コメント
見慣れた顔が減ってくなー
オチが良い。
アニェッリ、ネドヴェド、マロッタ、パラティチ、アッレグリ、この5人仲良く揃ってる時のユーベは無敵で更に革新的なイメージが強かっただけに、寂しくはある。去る者あれば戻ってくる者もあり、ユーベは悲喜交交の良き家族に思える。そして彼等の今日までの歴史は華やかに刻まれ、また別の者が次の物語を書き始めようとしている。紡がれる栄光、今季も楽しみだ。