“伝説”ブッフォン、ユベントスに別れのメッセージ「一番嬉しかったのは…」
2021/06/01
beIN SPORTS
――ユベントスに在籍中、一番辛かった経験はいつになりますか?
「カーディフで行われたCL決勝戦だね。負けたことではなくて、後半にチームがバラバラになってしまったことが悔やまれることなんだ」
「あのとき、僕らは最高レベルの競争力がないという印象を与えてしまった。プライドにおいても傷つけられた試合だったよ」
「そして、もう1つの苦い思い出は、マドリードでCLから敗退させられた時だね。試合中、僕はあのチームのキャプテンであることを誇りに感じていたんだ」
「あの試合を見直してみたかって? いいや、一度も見ていないよ」
――ユベントスのために泣いたことはありますか?
「結果に涙することはほとんどないけれど、結果にたどり着くまでの経緯に悲しくなったり腹を立てたことならある」
「マドリードでの試合について言えば、ティフォージは、あの試合に出場していた男たちを誇りに思ったに違いないよ」
――試合が怖かったことはありますか?
「重要な試合の前には、いつもちょっとした恐れは抱いていたよ」
「でも、試合開始5分前にドレッシングルームに入ると、10試合中9試合で元気が蘇って来ていたんだ」
「おそらく、ピッチに向かうしか選択肢がないと考えている内に、僕は無意識に恐れを振り払うことができるのかもしれないね」