“伝説”ブッフォン、ユベントスに別れのメッセージ「一番嬉しかったのは…」
2021/06/01
TorinoToday
――「史上最高のGK」と称される気分はどのような気分なのでしょうか。
「そんなレッテルを貼られているなんて考えたことは一度もないけれど、もちろん言われれば嬉しいよ」
「努力が報われたように感じるし、正しい道を歩んでいることを理解させてくれるよね。他人の評価は、もっと上を目指そうという気持ちにさせてくれるんだ」
「カルチョはかなり変わったよ。過去の時代よりも難しくなっているけど、今はGKをよりサポートするためのトレーニング器具がある」
「何としてでも最高のGKを見つけたいというのは、あまりスポーツらしいことではないように思えるね」
「フットボール界のアイコンは、ペレ、(ディエゴ・)マラドーナ、クリスティアーノ・ロナウド…のまま変わっていないよ」
「彼らは皆トップクラスの選手たちだった。最高のジョカトーレを決める必要なんてないのさ」
――ユベントスでの僕のキャリアで一番嬉しかった時を聞かせてください。
「トリエステで(アントニオ・)コンテとスクデットを獲った時だよ」
「あれは、フットボーラーとしての僕のチョイスに力を与えてくれたサイクルが、一周して元の位置に戻った瞬間だったんだ」
「僕がユベントスのプロジェクトを支持していたのは、再びタイトルを取り戻せると信じていたからだよ」
「2006年にチームから出て行く考えが頭をよぎったこともあったけど、その後に人生は全てをやり直させてくれた」
「そのときから2012年まで、僕はかなり苦しんだよ。目標とされていたGKだったから、孤立することに決めたんだ」