スアレス、語学テスト不正疑惑に関し「試験官はユベントスへ行かないのを知っていた」
2021/03/19
tuttosport
「試験が終わった後、スペインに戻るために飛行場で待機していた時にパラーティチから連絡があり、『僕の家族にとって最高の選択をした』と言ってもらったよ」
「その2日後には、(アンドレア・)アニェッリ会長から連絡をもらい、『交渉を成立させることができずにガッカリだ』」
「そして、『バルセロナとの関係も終わらせようとしながら、交渉を楽にさせようと働きかけてくれたことに感謝している』と言われたよ」
「また、『フットボール界では、確実な計画を立てることなんて不可能だ』とも言ってくれた。彼と話したのは、その時が初めてだったんだけどね」
このスアレスの供述により、ユベントスが獲得を断念した経緯や時期が裏付けられることになった。
その上、これまでと同じように、大学側にプレッシャーをかけたなどといった不正の証拠は何一つ見つかっていないため、実質的には現状に何も変化はないとしている。
また、イタリアメディア『Tuttojuve』によると、万一責任を問われる場合には、検察官に虚偽の情報を提供したとして訴えられたパラーティチCFOにその可能性があるようだ。
その場合、スポーツの公平性と忠誠の原則に違反したとして、同CFOは処分を受ける恐れがあるという。
一方で、パラーティチCFOが処分を受けることになるとしても、クラブはその無過失責任による罰金処分だけで済むようだ。
スアレスを獲得してはいないために、クラブにそれ以上の責任を問うことはできないとしている。