【JJパジェッレ】セリエA第33節 サッスオーロ対ユベントス
MOM:シュチェスニー 【7.5】
サッスオーロ攻撃陣との1対1、エリア内外からのシュート、数えきれない程のピンチを素早い飛び出しと瞬発力で防いだ。ざっと数えただけで5点分のセーブだ。エリア内のジュリチッチ、ベラルディのFK、カプートの“ファー詰め(フットサルで主流の得点パターン)”により3失点したものの、テックなしにこの日の勝ち点はなかった。
ダニーロ 【6】
試合開始5分にCKのサインプレーで強烈なシュートをゴールに突き刺した。正面気味だったが、思い切りの良さと抑えたキレのあるシュートは得点に十分値する。再三の攻撃参加は前線の選手たちを助け、守備でも存分に働いた。ジュリッチによる1失点目は同情の余地ありだが、カプートに背後を突かれた3失点目は反省材料だ。
デ・リフト 【6】
サッスオーロの分厚い攻撃に苦労しながらも、カプートやジュリチッチとのマッチアップでは安定感を見せた。またビルドアップ時にはボヌッチの役割を担い、積極的な縦パスを前線に送っている。唯一、不安な要素があったとすれば、技術的な面ではなく、肩のケガだ。
キエッリーニ(46分に交代) 【5.5】
カピターノがピッチに戻ってきた。2月22日の第25節SPAL戦以来となる先発出場。かかとを負傷しているボヌッチに代わり、デ・リフトとコンビを組んだ。序盤は機動力に重さを感じたが、少しずつ感覚を取り戻している。それでもサッスオーロの早いパス回しには対応の難しさがあった。
A・サンドロ 【6.5】
ケガから復帰しての3試合目。本来のコンディションが戻ってきた。ベラルディとのマッチアップに比重が置かれたため攻撃参加は少なかったが、それでも64分にはCKで同点ゴールを決め、84分にはライン上でボールをクリアする見事なカバーリングを見せた。後半から巻いたカピターノの腕章に値する活躍と言える。