ベンタンクール（68分までプレー） 【6.5】
勝利のための犠牲心はこの日も健在。攻守の切り替えがスムーズで、走力を生かし、多くの場面でレッチェの反撃の機会を奪った。31分には素早いプレスで相手のCBルチオーニを退場に追いやっている。そのプレーが試合を簡単なものにしたことは言うまでもない。

ピアニッチ 【6】
相手が10人になり守備ブロックを低めに設定したことで、このレジスタには余裕が生まれた。レッチェの守備が及ばない位置で左右にパスを散らし、時に効果的な縦パスと通した。また攻から守へのトランジッションでも早めのアプローチでカウンター阻止に貢献している。

ラビオ（52分までプレー） 【6】
左サイドで献身的に動き、様々な位置でパス回しに加わった。マテュイディとのフランス人コンビも悪くないかっただろう。前半にはフリーでボールを受け、GKガブリエルを強襲するロングシュートを放っている。彼の交代後に4得点が生まれたことは何とも言い難いが……。

ベルナルデスキ（77分までプレー） 【6】
右WGとして先発し、52分からは右CHとしてプレーした。28分にロナウドへ絶妙なクロスを送ったが得点には繋がらず。逆に43分にはロナウドのクロスをゴール正面で合わせた（左足）るも、大きく枠を外した。前節並みの活躍ではないものの、精力的な動きで勝利に貢献している。

ディバラ（77分までプレー） 【7】
前半は厳しいマークに苦労したが、退場者が出たことで余裕が生まれた。53分にはゴール正面でロナウドのパスを受け、すぐさま狙いすましたシュートをゴール右隅に流し込んでいる。フリーにすれば鍵をかけたポルタ（扉）もいとも簡単に破る。「マークを緩めてはいけない」、そのことを対峙する相手は肝に銘じたはずだ。