【JJパジェッレ】セリエA第23節 エラス・ヴェローナ対ユベントス
MOM:C・ロナウド 【6.5】
10試合連続ゴール達成の“兆候”は前半から見られた。序盤はゴールに近いエリアでボールを持つことが少なかったが、42分にコスタのクロスに頭で合わせるなど30分以降から存在感を発揮。
後半には相手のビルドアップでプレスを仕掛けるなどアグレッシブな姿勢を見せると、ピッチ中央からの個人技により、待望の先制点をもたらしている。
シュチェスニー 【6】
9分にサイドからの強烈なシュートを抜群の反応で弾き出すなど、苦境に立たされるチームを最後方から助けている。後半に喫した1失点目は中盤センター2選手のミスから生まれたものであり、PKによる2失点目とともに、この正守護神が責任を負うことはほとんどない。
クアドラード 【5】
前半からサッリと話し込むなど、戦術面で大きな問題を抱えていたことは明らかだ。守備で再三サイドからのクロスを許すと、ビルドアップでは前線へボールをけり出すことも。終盤には1列ポジションを上げたが、相手ゴールを脅かすまでには至らなかった。
デ・リフト 【5.5】
押し込まれる時間帯が続いた前半を中心に、シュートへの寄せの速さやボックス内に侵入してきた相手に対するコンタクトなど、身体を張った守備を披露。ただ、終盤にセカンドボールを拾うことができず、中途半端な対応になる場面が見られた点はいただけない。
ボヌッチ 【5】
ヴェローナが仕掛けるプレスの網目にはまった格好だ。前線への縦パスは精度を欠き、ボールを回収される羽目に。またクロスへの対応でも先に相手のターゲットにボールを触られるシーンが前半から目立つと、終盤にはCKからの競り合いでハンドをとられ、PKを献上している。
サンドロ 【5】
クアドラードと同じく、ピッチをワイドに使うホームチームの戦術に翻弄されている。終始ユベントスの左サイドにヴェローナの攻撃の起点を作られると、ポゼッション時も効果的なプレーは見られなかった。
コメント
ここ数試合のイグアインとピャニッチは精彩を欠いてる
ディバラとラビオにチェンジして、ラビオの位置にラムジーを置きたい
負傷交代でゲームプランを狂わせたドウグラス・コスタが6.5は正直甘すぎると思う。もちろん前半はロナウドとの組み合わせで厳しいゲーム展開に辛うじて一矢報いていたの事実だが、再三の負傷では全く計算が立たない。
ボヌッチも5点も与えられる出来には見えなかったし、基準点が6点とはいえ今節の評価は甘すぎるのでは?ここ数年では一年でも数敗しかしていないユヴェントスの負け試合でこの甘い採点、3点などの評価はどうやったら出るのだろうか?
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