【JJパジェッレ】セリエA第11節 トリノ対ユベントス
MOM:イグアイン(60分から出場) 【7】
ディバラに代わって登場したピピータ(イグアインの愛称)が試合の流れを変え、「Derby della mole(トリノ・ダービーの別名)」の主役の座をつかんだ。70分に右足のボレーでGKを強襲すると、その直後のCKでデ・リフトの決勝点をアシスト。得点がないとはいえ、何故かこの男は大一番に強い。
シュチェスニー 【6.5】
受けたシュートは9本。枠に飛んできた数は多くなかったがトリノのGKシリグがスーパーセーブを連発する中、リードした直後の71分に訪れたFWアンサルディのPA内シュートをビッグセーブで抑えた。守護神として“ウノゼロ”の勝利に貢献している。
クアドラード 【6】
ベンタンクールとの連携が確立されていない分、効果的なオーバーラップの回数は少なかった。守備では右サイドでしっかりと役割をこなし、FWザザのシュートをスライディングでブロックしたシーンでは身体能力の高さを感じさせた。
ボヌッチ 【6.5】
冷静な判断で最終ラインからビルドアップに加わり、守備時には相手を自由にさせない激しさを見せた。ゲームキャプテンとして、インテリジェンスと気持ちの入ったパフォーマンスで因縁のダービーマッチを締めくくっている。
デ・リフト 【7】
試合開始早々にボールを手に当てて肝を冷やす。しかし、その後も臆することなくプレー。守備での貢献もさる事ながら、2度訪れたCKからのチャンス(45+1分と70分)の1つをものにした。彼のユベントスでの初得点がこの試合の決勝点。イグアインと同じくMOMに選出したい活躍ぶりだった。
デ・シリオ 【5.5】
久しぶりの出場だったが、軽い守備が目立ち前半は不安定さを露呈した。特に36分には、左サイドでFWベロッティとの1対1をあっさりとかわされピンチを招いている。攻撃でも効果的な仕掛けはなく、相手にとって恐さはなかった。徐々に改善されたところは評価に値する。