【JJパジェッレ】セリエA第6節 ユベントス対SPAL
ピアニッチのゲームメイクが光る
セリエA第6節SPAL戦が現地時間28日に行われ、ユベントスが2-0で勝利を収めた。
負傷者をおおく抱えるビアンコネーロは布陣を従来の[4-3-3]から[4-3-1-2]に変更。FWクリスティアーノ・ロナウド(34)とFWパウロ・ディバラ(25)の2トップの下にMFアーロン・ラムジー(28)を据えた新システムを導入した。
また、同試合ではサイドバックを本職とする選手が軒並み不在となっており、MFブレーズ・マテュイディ(32)とWGファン・クアドラード(31)が同ポジションを務めている。
ここからは、J-JOURNAL独自の視点によるパジェッレ(採点&寸評)を公開。ティフォージの皆さんは、この試合をどう見ましたか?
※平均点は6。15分以上のプレーで採点。
Twitter.comMOM:ピアニッチ 【7】
まさにビアンコネーロの「心臓」。小さな予備動作から相手の不意を突く縦パスを何度も供給。視野の広さやキック精度には目を見張るものがあり、改めてサッリの指向するサッカーにおいて「不可欠な存在」であることを印象づけた。また、2試合連続となる得点を決めるなどゴールへの意識も向上している。
ブッフォン 【6】
「マルディーニ超え」を達成したビアンコネーロの“生ける伝説”。終始主導権を握っていたためこの日の出番は少なかったが、ハイボールの処理やマークの指示などでベテランらしさを発揮。チームに落ち着きをもたらした。
マテュイディ 【6.5】
本職とは異なる左サイドバックで先発。展開的に守備の負担が少なかった分高い位置に顔を出し、サイドから攻撃にアクセントを加えた。チェルシーのMFエンゴロ・カンテが「地球の3割をカバーしている」という例えが話題になったが、近ごろのマテュイディはそれを上回る働きを見せているかもしれない。
デ・リフト 【6】
シーズン序盤で批判に晒されたこのオランダ代表だが、この日は相棒のボヌッチとともに安定感を見せた。何事にも物怖じしないメンタルの強さで縦パスにも積極的にトライ。若さを感じさせない落ち着いたプレーでクリーンシートに貢献した。
ボヌッチ 【6】
カピターノとしてチームをけん引。安定感のなさや集中力の欠如が指摘されるこの背番号「19」だが、同試合では見事なリーダーシップを発揮しデ・リフトとともに中央に“壁”を築いた。最終ラインからのビルドアップにも安定感が見られた。
クアドラード 【6.5】
持ち前のユーティリティ性でサイドバックのタスクを完遂。守備意識にも改善が見られ見事サッリの要求に応えた。またディバラ、ラムジーらとともに右サイドでボールに絡みゲームメイクに貢献。エリア内で待ち受けるC・ロナウドへの精度の高いアーリークロスは今後もビアンコネーロの武器になるだろう。
ラビオ(77分までプレー) 【5.5】
前半は消えている時間がおおく持ち味を活かすことができなかったが、オープンな展開となった後半からは徐々にボールに絡む機会が増え安定感を見せた。トップフォームにはまだ程遠いが、今後の奮起に期待したい。
コメント
このシステムをしばらく使っていくのならラムジーやケディラが定時交代をするので
ベルナルデスキジャンベンタンクールはチャンスをものにしてほしい。
サッリも今の所上手くチャンス与えつつしっかり回していってくれそうでなによりです。
デリフトがだいぶ落ち着いてきましたね。
ラムジーも経験があるのですぐ馴染んでくれてよかったです。
後はラビオが適応すれば万々歳ですかね。