【JJパジェッレ】CLグループステージ第1節 アトレティコ・マドリー対ユベントス
ケディラ(68分までプレー) 【5.5】
中央にスペースを与えない守備網を敷かれても、いつもと変わらず持ち前の巧みなポジショニングや時にはサイドスペースへ顔を出すなどパスコースを作る動きに徹した。しかし、決定機を演出するまでには至らず、バイタルエリアにおけるボールタッチは限定された格好となってしまった。
ベンタンクール(68分から出場) 【4.5】
フィオレンティーナ戦とは異なり、今日はインサイドハーフのポジションで起用されたベンタンクールであったが、交代直後にファウルを犯すと、このFKによるフィードから自陣ゴール前への折り返しに飛び込んできたCBステファン・サヴィッチのマークにつききれず、失点に関与。終盤にはアトレティコのカウンターに遭う中、スペースのカバーに奔走するシーンも見られたが、ホームチームに反撃の狼煙をあげるきっかけを与えた責任は重い。
ピアニッチ(87分までプレー) 【5.5】
強固な守備ブロックを前に効果的な縦パスを供給するシーンは少なかったものの、フィオレンティーナ戦のような機能不全に陥ることはなかった。ただ、相手の執拗なマークを受けることはなかったものの低い位置でのボールタッチが多く、ケディラ同様ペナルティエリア手前における仕事はさせてもらえなかった。
ラムジー(87分から出場) 【採点不可】
ビアンコネーリでのデビューを飾った背番号「8」は、前線からプレスを仕掛けるなどアグレッシブな姿勢を見せた。ただプレー時間が数分に限られていたこともあり、ボールに関与するプレーはほとんど無かった。
マテュイディ 【6.5】
ポジショニングやタスクでロナウドに一定の“自由”が与えられる中、背番号「7」が空けたスペースへの効果的な飛び出しを見せると、何度もチャンスを演出。65分には左サイドからのクロスにニアサイドから飛び込み貴重な追加点をもたらした。守備面でも左サイドを中心に広大なエリアをカバーするなど、「流れの中から失点を許さなかった」ことに大きく貢献している。
イグアイン (79分までプレー)【5.5】
前半、中央で待ち構えていた“ピピータ”のボールタッチはほとんどなく、アトレティコ守備陣を前に無力化。見せ場のないままピッチを去るかと思われていたが、後半開始早々にロングカウンターの起点となり先制ゴールを演出。以降、チームがポゼッションを図るとプレーに関与する回数も徐々に増えたが、フィオレンティーナ戦と同じく中央からのビルドアップが制限される試合の流れにおいては課題を残した。
ディバラ(79分から出場) 【6】
交代直後にペナルティエリア内で披露した仕掛け、相手ディフェンダーをはがすボールタッチは、ビアンコネーリの前線にアクセントを加えるだけのクオリティを兼ね備えていることを改めて示した。ただこの「10」番は自らのシュートでゴールを狙う機会に恵まれず、今後も新指揮官にアピールし続ける必要があるだろう。
クリスティアーノ・ロナウド 【5.5】
過去に幾度となく対戦していたライバルに研究され尽くされていることもあり、ボールタッチがサイドに限定されるも、カウンターの局面で囮(おとり)となるポジショニングが功を奏し、先制点をもたらした。ただ後半アディショナルタイムに自らのドリブル突破から迎えたチャンスでは、チームに3ポイントをもたらす決定的な仕事を果たすことができなかった。
サッリ監督 【6】
「サッリズモ」を体現する重要なジョカトーレを欠く中、時間が経過するにつれてスペースができるという読みから、スピードに富んだクアドラードをスタートから送り込んだ采配は見事に的中した。だが、古巣ナポリとの直接対決でも露呈した課題である「セットプレーにおける守備」は誰もが口を揃えるように今後も改善を図ることが求められる。
著者:J-JOURNAL 編集部 津田 翔汰
コメント
クアドラード、マテュイディ良かった!
特に、クアドラードはフィオ時代のようにキレッキレでしたね。
ダニーロは少なくとメガクラブには相応しくないと感じました。レアル、シティと、どこにいっても中途半端。
個人的な収穫としては、強豪相手にデリフトが通用したことに安心しました。移籍1年目なので長い目で応援したい。
マテュイディの活躍はわかるけど、やはりスタメンはラビオを使って欲しい。
マテュイディを叩きまくってた人達は反省して欲しい
彼がどれだけ重要な存在か過労で倒れてもおかしくない程ハードワークしてるのに
足元ばっかり連呼してうるさいんだよ
大体どこも評価同じでしょう
ダニーロは本当に酷かった
デシリオかデミラルのSBが見たいです
クアドラードとマテュイディの2人。
それ以外は、評価にバラつきがある。