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コラム:ユベントスに求められる非情な決断

2019/08/27
Paddy Power News

 クラブの首脳陣は「最初から決めていた」と口にしたが、ではなぜグアルディオラやユルゲン・クロップやマウリシオ・ポチェッティーノの名前が浮上したのだろうか。

 当時サッリは、ブルーズ(チェルシーの愛称)との契約解除を進めていた。新監督が決まらないまま、現指揮官を放出するクラブはまずない。

 グアルディオラの裏でサッリとチェルシーと交渉を進めていれば、たとえファビオ・パラティッチCFO(チーフ・フットボール・オフィサー)がイングランドで目撃されても不思議ではない。

 これは筆者のたとえ話だが、真実は分からない。だが、モッジはパラティッチと違い、ことの経緯をメディアに暴露し、自身の“腕”を披露する「癖」があった。

 モッジはメルカートについて多少歪んだ考えをもっていたが、独特の感覚と視点をもっていた。過去にイタリア紙『La Gazzetta dello Sport』に掲載された一文を紹介したい。

 「2001/02シーズンだったと思うが、それまで好不調の波が激しくてどうにもならなかった(FWアルバロ)レコバがそのシーズンだけは調子が良かった。

 奴は(マッシモ)モラッティのお気に入りだったこともあり、絶対に手放さないのは明らかだった。もちろん、俺はレコバなんかを獲得したりはしない。

 なぜかって? 奴はユベントスに値するジョカトーレではないからだよ。だが俺はある日、奴がインテルとの契約が更新時期にあることを知ったんだ。

These Football Times

 そして、俺はレコバの代理人に電話した。『インテルの年俸に満足できないなら、俺に連絡をよこせ。ユベントスが獲得に興味がある』ってな。

 当然、代理人は大喜びだったよ。俺の言葉は、インテルの首脳陣の年俸交渉のカードとして強力だからな。

 しばらくすると、インテルはレコバと契約を更新した。1100万リラもの大金でな。レコバごときのジョカトーレに、だぞ。狂気の沙汰だ。

 つまり、インテルはメルカートで弱点を補強することなく、二流のジョカトーレを引き留めるために大金を使ったわけだ。

 メルカートは獲得と売却だけがすべてではない。いかにライバルの“補強を進ませないか”も重要なんだ。

 ほかのクラブのやり方に興味はない。だが、これもGMの仕事には欠かせないものなんだよ」と豪語している。

 話は脱線してしまうが、このやり方を繰り返していたら、恨みも反感も買うのは免れないだろう。

 のちの2006年、カルチョスキャンダルが発覚するとモッジは主犯格とされた。しかし、2015年にはイタリア最高裁で無罪判決が下されていることを追記しておきたい。

 真相は2019年の現在になっても解明されていないが、現在でも「カルチョスキャンダルはユベントスだけが悪い」と思っている方がいれば、この機会に過去のコラムを一読お願いしたい。

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category: コラム

コメント

  • Anonymous より:
    2019年8月28日 01:21

    山口さんのコラムはいつも拝読しています。貴重な情報や自身の見識を示していただきありがたく思っています。

    ベテラン選手の放出は難しいですね。極論すれば、契約期間中は飼い殺しでも構わないから残る、と言われればそれまでですし。

    19-20シーズンは監督交代の影響がかなり残るような気がします。マンマーキングを併用したアッレグリとは異なるサッリ流ゾーナルディフェンスとプレッシグシステムの構築が上手くいくかどうか、、、 そこにかかっているのではないでしょうか。

    お時間があれば山口さんのご見識を投稿いただければ幸いです。

    4+
  • Anonymous より:
    2019年8月27日 20:46

    いいコラムですね。モッジ好きだったなあ。

    ある意味、マドリーとかと同じ悩みを持てるような格になってきたということでしょうね。役にも立たず、売れもしない中途半端な補強してたセッコの暗黒時代を考えると、それ自体が大勝利だと思う。贅沢な悩みというか。

    放出下手については、過渡期だから仕方ないかなあ。マロッタやモッジは素晴らしかったけど、当時のトップ選手を獲得できたわけではなかったし、どっちかというと、大成前の選手を売る側のクラブだったから。ジダン然り、ポグバ然り。SSではなく、Sランクのクラブだった。

    クラブ方針が変わったがゆえに、ひずみが出てると捉えたい。

    18+
    • Anonymous より:
      2019年8月28日 04:41

      レアルバルサユナイテッドパリ等と規模で並ぶことが今の目標でしょうからね。
      新しい有望な選手がどんどん入ってくるものの、売却候補の選手も市場価値が上がってる等でなかなか売り抜けできない。
      今季売却もまあ上手くやってるのはバルサくらいでしょうか。

      有望株を勝ち取るには買い取り先行で動かざるを得なく、売却で足元を見られますからね。
      まあ贅沢な悩みです。

      6+
  • 宝物はアレックスのサイン より:
    2019年8月27日 20:15

    確か、守護神ペルッツィをインテルに売った時、間髪入れずにファンデルサールの獲得を発表しましたよね?コラムのように今ほど情報がなく、オフィシャル発表までそわそわしました。
    なんでライバルに売ってんの?と思いましたが、裏ではファンデルサールを獲得した上で、インテルにイタリア代表守護神の売却を吹っかけてたと言う記事を見ました。
    モッジは本当上手ですね。
    イブラの時も確かバレないようにホテルに押し込んでましたっけ?
    開幕戦はパッとしませんでしたが…
    前人未到の9連覇とビッグイヤーを信じて今年も応援しましょう!!

    12+
  • Anonymous より:
    2019年8月27日 17:36

    なに言ってんの?
    今のフロントははっきり言って、めちゃくちゃ下手くそだよ

    4+
    • Anonymous より:
      2019年8月27日 18:16

      山口さんは少なくともあなたよりユベントスのことを分かってらっしゃいますよ。
      そうすぐ批判したくなる気持ちもわかりますが、こういう場ではちゃんと物事を考えてからコメントしたらどうですか

      今のフロントと言ってますが今のインテルのフロントの選手売却はもっと酷いです

      54+
      • 山口努 より:
        2019年8月27日 18:27

        ご拝読ありがとうございます。

        擁護して頂き、ありがとうございます!
        とても嬉しいです。

        しかしながら、物事の意見は人それぞれな認識でおります。
        一つの「御意見」として受け止める所存です。

        「御意見」を加味し、読者により良い読み物を提供していきたいと思います。

        今後とも何卒宜しくお願いいたします。

        58+
  • Anonymous より:
    2019年8月27日 15:55

    Bに落とされた時を考えればパラティチに対する批判はものスゴく贅沢になったと感じます。
    よく放出が下手と言われていますが、ちゃんと放出が出来てるからロナウドやデ・リフトを獲れたわけですし。
    そもそも放出が上手いビッグクラブなんてありませんもん

    38+
  • Anonymous より:
    2019年8月27日 13:54

    モッジのコラムですよね?

    0
  • キングギドラ より:
    2019年8月27日 12:55

    いいコラムですね。

    僕も当時は雑誌のcàlcioを定期購読してたのしみに読んでました。
    今でもたまに掘り返しては見て楽しんでます。

    私はモッジ 大好きです 笑

    あの言葉遣い、態度、あの頃は平気でスタジアムでタバコを吸う姿。

    懐かしいく、何処か憎めないそんな人でした。

    今のcàlcioにはあの頃のような、何処か憎めない名物かいちょうや選手、フロント、も少なくなりましたね〜

    40+
  • T より:
    2019年8月27日 12:33

    現CFOも、あと一つ覚醒し、先人のようにメルカートを仕切れる伝説の仕掛人になって欲しいです。確かに、モッジ元GMや元ミランのガッリアーニGMは、清濁併せ持つ(あまり清の印象はありませんが)凄腕でしたね。クラブより大きな存在は無いという共通の理念もあったように感じますが。ユーベの強化のためクラブの舵取りよろしくお願いします。

    42+


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