MOM：ヴラホヴィッチ（60分から出場） 【8】
デイヴィッドとの交代でピッチに立ち、限られた時間の中で試合のプロタゴニスタ（主役の意）に。出場してわずか8分で2-2の同点弾を決め、2点を追い掛ける展開で迎えた後半ATには1G1Aの活躍でチームを敗戦から救った。守備に奔走し、ボールを奪い、敵陣で貪欲にプレーする。誰よりも結果に飢えていた。

ディ・グレゴーリオ 【6】
前半の静けさとは裏腹に後半は大荒れ。4失点ともに難しいコースではあったが、ヤン・コウトにニアにぶち抜かれたシュートはポジションが悪かった。55分にギラシとの1対1を止めたのは評価すべき。

カルル 【6】
後半ATのドゥシャンへのアシストは完璧だったが、攻撃フェーズでの精度には改善の余地あり。後半はオープンな展開が増えてバイアーにスペースを使われるシーンも目立った。

ブレーメル 【6】
ロカテッリに代わりカピターノとしてピッチヘ。結果的に4失点を喫したものの、責任感を携えてギラシやアデイェミに立ち向かった。“ブレーメル抜き”では、より困難な試合になっていただろう。

ケリー 【7】
予測と勇気と的確な動きでドルトムントの攻撃をブロック。ギラシのシュートが手に当たってしまったのは不運だった。とはいえ最後の最後に相手のゴール前に飛び込み、ヘッドでねじ込んだ同点弾は彼の精神力から生まれたもの。個性が結実した。