コラム:届かなかった想い
2018/05/08
The Sun
勝ち点差「1」にまで詰められ、スクデット7連覇に黄色信号が灯ったが、35節のイタリアダービーで3-2の乱打戦を制す。すると2位ナポリがフィオレンティーナに0-3で敗戦。ふたたび勝ち点差を「4」に広げた。
そして36節ボローニャ戦では好調WGドウグラス・コスタが「違い」をみせ、3-1の逆転勝利に貢献。スクデット7連覇を大きく引き寄せた。
失意の4月は終わり、5月は勝利で始まった。長かった今シーズンも残りわずかだ。そして、長年見慣れたジョカトーレたちの幾人かは、迎える来シーズンではビアンコネーロのシャツに袖を通していないだろう。
今シーズンが終われば、我々ユベンティーニは現在のユベントスを築いてきた幾人もの功労者たちと別れを告げなければならないのだ。
それでもスクデット獲得は目前に迫り、コッパ・イタリア決勝ミラン戦は日本時間10日未明に迫っている。ユベントスを去りゆく功労者たちを笑顔で送り出せるよう、歓喜に満ちた日々が拓かれることを願いたい。
たしかにあの日、エスタディオ・サンティアゴ・ベルナベウでは、ユベントスの想いは届かなかった。あまりにも切ない幕切れは、もはや国内での勝利では癒やされないかもしれない。
だが、その勝利はカルチョの世界で前人未到となるスクデット7連覇、コッパ・イタリア4連覇である。その偉業は手の届くところにある。金字塔を打ち立て、去りゆく恩人たちを見送りたい。
著者:Juventus Journal 編集部 山口 努
コメント
もう国内タイトルだけでは誰も満足しないでしょう
CL取らないと満足できなくなってる
Fino Alla Fine
ジジ達とはこれでお別れだろうけど最後の最後まで戦おう
まだお別れじゃないですよ。
彼はきっとこれからもユーベで働き続けるでしょう。
過去7年の優勝チームを見返すとユヴェントスの名前しか記されていない。
こんなに素晴らしいことはない。