【JJパジェッレ】セリエA第9節 インテル対ユベントス
MOM:ユルディズ(62分から出場) 【8】
2点差をつけられた状況でピッチに入ると、70分にいきなりカウンターのチャンスでボックス内に侵入し、左足を一閃。ドンフリースに飛び込む隙を与えずにボールを運び、最後は股を抜いて逆サイドネットへと蹴り込んだ。このゴールが反撃に転じる“魔法の一発”となり、82分には再びボックス左から値千金の同点弾を叩き込みドッピエッタ達成。どのゴールも美しく、明確でシンプル。“点を取るのに無駄な足技はいらない”というお手本のようなゴールだった。これが、ビアンコネーリの新・背番号「10」だ。
ディ・グレゴーリオ 【6.5】
ジエリンスキの2つのPKに、ムヒタリアンとダンフリースの技巧なゴールによる4失点は喫したものの、ディマルコやバレッラのシュートには見事に反応。彼のセービング無くして、ドロー決着はなかった。
カンビアーゾ 【6.5】
右SBとして先発し、後半途中からは右メッザーラへ。相手に押し込まれる時間帯はありながらも多彩なアイデアでビアンコネーリの攻撃を牽引。ゴールに繋がるあらゆるシーンに彼の姿があった。F・コンセイサオとの連携にも大きな期待感。
カルル【5】
元ミラニスタということで気合は十分かと思いきや、逆にインタリスティをリスペクトし過ぎた。ムヒタリアンの侵入にはアタックにいけず、ボックス内に入ってきたドンフリースには遅れを取り蹴り飛ばしてしまった(PKに)。ダニーロの二の舞だ。
ダニーロ(77分までプレー) 【4.5】
スタートしてすぐに果敢にテュラムにタックルを仕掛けて気持ちを示したが、膝を痛めた上に、これが悪夢の始まりだった。シュトゥットガルト戦のリプレイかのようにM・テュラムの足を蹴り上げてインテルにPKを与えると、2-2のシーンではムヒタリアンに目の前でやられ、2-4の失点時にも中途半端なクリアボールをドンフリースに沈められている。ウェアの2-1のゴールに繋がるパスカットはこのブラジリアーノの仕事だが、CLの悪夢からまだ目覚めていなかった。
カバル 【6.5】
攻撃的なセンスを発揮し、20分にはマッケニーへの絶妙な浮き球でヴラホヴィッチのゴールの起点に。テクニックと機動力を生かして左サイドでポイントとなった。しかし、ダンフリースの勢いに翻弄され、53分にはゴールも許している。