【JJパジェッレ】CLリーグフェーズ第1節 ユベントス対PSV
MOM:ユルディズ 【8.5】
若きビアンコネーリの背番号「10」が堂々のCLデビュー。序盤から自身の技とクオリティを存分に発揮し、21分にはデル・ピエロが宿ったかのようなゾーン(左45度)から、右ポストに触れながの芸術的なゴールで均衡を破った。さらに、そのゴールでレジェンドが持つユベントスCL最年少ゴール記録を更新。欧州の舞台で強烈なインパクトを残し、スタンディングオベーションでピッチを後にしている。
ディ・グレゴーリオ 【6.5】
試合終了間際にサイバリのゴールで無失点を逃したとはいえ、PSVの枠シュートにもクロスボールにも落ち着き払った対応を見せていた。足元の技術も高く、彼から放たれる安心感はベテランのよう。
カルル【7】
右SBとしてだけでなくCBとしても存在感抜群。右サイドに安定感をもたらしただけでなく、中央に絞った守備でも相手の動きを予測し、素早い対応でゴール前を閉じていた。攻撃フェーズでもポジションを上げてビルドアップを助けている。
ガッティ(57分までプレー) 【7】
守備を支える屋台骨として集中力を保ち、クロスボールに対してもゴール前の駆け引きにおいても明晰な判断ができていた。闘争心を全面に出してPSVの攻撃陣を抑え込んだ姿からは、カピターノとしての責任感が見て取れる。
ブレーメル 【7】
デ・ヨングを筆頭にPSVの攻撃陣をゴール前から締め出し、ほとんどピンチを迎えることなく90分間を過ごした。ビルドアップにおいてもエンポリ戦より遥かに落ち着いていて、隙は一切なかった。
カンビアーゾ 【7】
左SBとして先発し、バカヨコの仕掛けに辛抱強く対応。攻撃時には敵陣の深いエリアへと侵入し、左のインサイド・アウトサイドと縦横無尽に動き回った。先制のシーンではユルディズを追い越したランニングが相手DFに迷いを与え、時間とスペースを背番号「10」に与えている。
コメント
モッタには10点あげたい。ユルディズの得点をよく見ると、今まで偽SBとして起用してたカンビアーゾをオーバーラップさせてる。偽SBだけど、必要な時には普通のSBのように振る舞わせる、というファイナルサードのデザインされた崩しをこんな早い段階で見せたのは天才的。あとはファジョーリの左サイド起用。本職じゃない起用法だけど、これは選手の本質的な能力を見抜いているということ。「監督」という仕事をイメージを大きく変えてくれた采配。