ユーベ、1-0で決勝進出! 伊杯、4連覇に王手!
後半は選手交代なくスタート。49分に早速ユベントスが好機を作る。D・コスタ、マンジュキッチと素晴らしいコンビネーションから、ペナルティエリア右でマルキージオがボールを受ける。右足でゴールを狙うも、シュートは惜しくもGKに弾かれた。
後半、ユベントスがサイドアタックから多くのチャンスを創出するもなかなか得点には繋がらない。
そんな中64分、アタランタのキャプテン、FWアレハンドロ・ゴメスに一瞬の隙を突かれる。ユベントスのDFラインを破られ、飛び出してきたGKジャンルイジ・ブッフォンをあざ笑うかのように約30メートルのロングシュートを放たれる。ゴールかと思われたが、最終的にボールはポストに直撃し、失点の危機は免れた。
さらに試合は激化。67分にはユベントスが反撃に転じる。敵陣中央でボールを持ったD・コスタが左足一閃。シュートはクロスバーに当たり、スタジアムにはどよめきが起こった。
そして、68分にユベントスは、この試合最初の交代カードを切る。中盤で精力的な動きを見せたマルキージオを下げて、MFサミー・ケディラを投入する。迎えた74分、マテュイディがペナルティエリアでファウルを呼び込みPKを獲得。そのPKをピアニッチがゴール中央に落ち着いて沈め、ユベントスが決勝進出に近づく先制点を上げた。
逆転を目指し攻勢を強めるアタランタの反撃を抑えるべく、ユベントスは積極的に交代枠を使う。
83分には負傷から復帰のFWパウロ・ディバラをD・コスタと交代でピッチに送り出し、85分にはDFアレックス・サンドロを代えてDFアンドレア・バルザーリを最終ラインに入れ、守備に安定感を加えた。
その後、堅守でアタランタの反撃を凌いだユベントスが、2試合通してクリーンシートでの勝利を飾った。カルチョ史上、歴史的な大記録となるコッパ・イタリア4連覇に向け、ビアンコネーロが王手をかけている。
著者/Juventus Journal イタリア局 Norihito Miyagi