ユーベ、1-0で決勝進出! 伊杯、4連覇に王手!
難敵アタランタに2戦連続クリーンシート。ピアニッチのPKで2ndレグ制す
コッパ・イタリア(TIMカップ)準決勝2ndレグが日本時間3月1日の深夜に行われ、ユベントスがホームのアリアンツ・スタジアムで、1stレグ(1−0)同様に1−0とアタランタを破り、トータルスコア2−0で4季連続となる決勝進出を決めた。
25日に予定されていたセリエA第26節のアタランタ戦は雪の影響で3月14日に延期となったが、この日も雪模様となったトリノでキックオフを迎えた。
ユベントスの布陣は、イタリア紙『TUTTO SPORT』が予想していた4−3−3でスタート。MFブレーズ・マテュイディがセンターハーフ(CH)のポジションに復帰し、MFクラウディオ・マルキージオやSBステファン・リヒトシュタイナーも先発している。また最前線は、FWマリオ・マンジュキッチが務めた。
試合序盤はアタランタがボールを保持し、虎視眈々とユベントスの綻びを狙う。一方のユベントスは、ハーフコートで守備ブロックを形成しカウンターのチャンスを伺うが、アタランタの素早いプレッシャーに捕まり好機を得るには至らない。
それでも辛抱強く守備を続けるユベントスに絶好のチャンスが訪れる。34分、守備ラインの裏のスペースに抜け出しボールを受けたマンジュキッチがペナルティエリアに侵入。左足のキックフェイントでDFをかわしシュートまで持ち込むも、飛び出してきたアタランタGKエトリト・ペリシャに抑えられ決定機は生かせずに終わる。
その直後、隙を突かれたユベントスは右サイドを攻め込まれる。しかし、リヒトシュタイナーが1対1を制し、このピンチは事なきを得た。
徐々にオープンな展開になった試合は、ユベントスに流れが傾き始める。41分には、FWドウグラス・コスタが右サイドから放ったクロスボールがアタランタゴールを強襲。速い弾道のボールだったが、GKが冷静に対応し得点とはならなかった。
さらに44分には、ペナルティエリア左でMFクワドゥ・アサモアが左足を振り抜く。強烈なシュートも揺れたのはサイドネットだった。
前半終了間際には、ペナルティエリアに侵入したMFミラレム・ピヤニッチがDFと接触し転倒。ユベントスがPKを獲得したかに思われたが、シュミレーションの判定でピアニッチにはイエローカードが提示された。
そして前半は両者譲らず、0−0のまま終了。