【JJパジェッレ】セリエA第38節 ユベントス対モンツァ
ファジョーリ(79分までプレー) 【7】
第7節アタランタ戦以来となる先発。チームにおける攻撃の中核を担い、スムーズにボールを展開。序盤にはクロスバー直撃のシュートを放ち、28分のCKではA・サンドロのゴールをアシスト。後半にはテクニカルな浮き玉で好機を演出するなど、全体のバランスを保ちながらレジスタとしてポテンシャルの高さを示した。アッズーリ選出に向けても猛アピール。
アルカラス 【5.5】
自陣中央のスペースを埋め、時にはアグレッシブにモンツァ攻撃陣に食い付いてボール奪取。しかし攻撃フェーズではミスが多く、狙いのある縦パスも相手に渡っていた。後半早々にミドルシュートを狙うも枠の外。
イリング【6】
ドリブルの鋭さは影を潜めたが、ピッチを上下動してイッツォの攻撃参加を抑制。後方からハイプレスを仕掛ける守備でチームに貢献した。終盤にはクイックネスを生かした仕掛けでアタッカーとしての自分も見せている。
キエーザ 【7.5】
前方にスペースを見つけた際の縦に仕掛けるスピードは、まるで“フレッチャロッサ(イタリアの新幹線)”だった。27分には、左ハーフスペースから守備網を無理矢理こじ開けて先制点をゲット。その後もクロスバーを叩くシュートやゴール前での動き出しからドッピエッタに近づくなど、ハイパフォーマンスでチームを引っ張っている。欧州選手権と来季への期待は十分。
ミリク(73分までプレー) 【6.5】
前線での前プレがはまり、敵陣でのボール回収からショートカウンターが生まれていた。ユルディズにチャンスを与えた70分のパスは、相手のマークを引き付けながら出した技術と強さが垣間見えるもの。久々の先発出場は上出来。
ユルディズ 【6.5】
彼のテクニカルなドリブルがモンツァ守備陣を混乱に陥れた。イッツォの狡猾なマークにさらされながらも、果敢に敵陣へと飛び込み何度もチャンスを創出。後半にはDFラインの裏へ抜け出し自らシュートまで持ち込んだが、惜しくもGKに防がれている。