【JJパジェッレ】セリエA第30節 ラツィオ対ユベントス
MOM:キエーザ(68分までプレー) 【6.5】
前線でラツィオの守備陣に囲まれ孤立。果敢に単独突破を試みるも易々とゴールに近づけるほど甘くはなかった。最大のチャンスは41分、ラビオのパスをボックス中央で受けコントロールショット。しかしGKマンダスのスーパーセーブに阻まれ放心状態となっていた。ただ停滞感を打破しようとする意欲は評価したい。
シュチェスニー 【6】
冷静と混乱。デ・シリオの危ういバックパスを落ち着いて処理し、足元にボールを置けば華麗に相手をかわすフェイントも見せたが、時にミスキックでピンチを招くシーンもあった。試合を通して上手く対応したものの、失点を防ぐにはミラクルが必要だった。
ダニーロ 【5】
いつもの左ではなく右に入ったこのブラジリアーノはあまりにも心許ない。後半こそ積極的にポジションを上げてビルドアップにも加わったが、パスミスが目立ちその効果は希薄。カピターノの不安定さにチームも影響を受けた格好だ。
ブレーメル 【6.5】
最終ラインの4バックスタートで度々混乱。それでもパワフルなプレーと空中戦の強さでラツィオの攻撃を跳ね返し続けた。セットプレーのチャンスでは2度ヘディングでゴールに迫ったものの、枠には収めれず。
ルガーニ 【6】
ラツィオが蹴り込んでくるボールへの反応は決して悪くない。しかし、ゴール前でのコンビネーションやスピード感のある攻撃に対してはチームメイトと共に苦しんだ。87分にL・アルベルトのシュートをヒールで“防いだ(偶然かもしれないが)”守備はビッグプレー。
デ・シリオ(45分までプレー) 【6】
アッレグリが全幅の信頼(たぶん)を寄せるこのSBがラツィオとの公式戦で今季初先発。あまりにも離脱期間が長過ぎて試合勘に不安はあったものの思ったよりも落ち着いていた。マルシッチやF・アンデルソンの攻撃に耐える時間が長かったとはいえ、41分にはラビオへのスルーパスでビッグチャンスの起点となっている。