特集:今シーズン、国内のみの戦いを強いられたユベントス… 2024年の展望は?
――好調に勝ち点を積み重ねているユベントスは現在2位です。今シーズンの躍進は予想できましたか?(高城)
アスプロマブロ(以下:アスプロ)「実際のところ、新たに加わった選手はカンビアーゾとウェア(しかも負傷した)だけです」
「それに、予想はしていなかったですけど、マッシミリアーノ・アッレグリが3年連続でスクデットを争わないなんてことはないだろうと思っていたので期待はしていました」
「特に、復帰してからのこの2年間でインパクトを残せなかったアッレグリにとって、今シーズンは自身の将来がかかった勝負の年だと思っていたので、ある程度の結果を出さなければ今季で首を切られるかなと思ってはいました」
「シーズン序盤に(MFポール・)ポグバと(MFニコロ・)ファジョーリを失ったにもかかわらず、全くスピードを緩めないインテルのペースについて行けていることは、個人的に高く評価したいです」
「また、昨シーズンの第15節が終わった時点でナポリが勝ち点41で、2位ミランは33、その一昨シーズンは首位ナポリが36Pで2位ミランが35P」
「3年前のシーズンは首位ミランが37Pで2位インテルが36Pだったみたいですので、悪くないペースで勝ち点を積み重ねている印象を受けますね(今季ユベントスは15節時点で36P)」
リョウスケ「ヨソと比べて欧州でのコンペティションがない分、カンピオナートに集中出来るので可能性はあるだろうなとは思っていました」
「というか躍進してもらわないと困ります(笑)」
「開幕戦のウディネーゼ戦では『今までと違うな!』という手応えは感じました」
山口「『首位争いをしたいなー』とは思っていましたけど、ここまでとは思わなかったです」
「アッレグリ監督の手腕を素直に評価して良いかと思います」
「アスプロさんの示したデータをみても、良いペースに感じますね。しかし、昨シーズンのナポリはちょっと異常でしたね…」
アスプロ「異常ですね…。早い段階で独走状態でしたから…。今季もユベントスが頑張っていなければ、インテルがそうなっていた可能性はあると思います」
宮城「上位狙えるとは思いましたが、首位争いは予想外です!」
「離脱者もそれなりにいる中で良くやっているかと」
「ウノゼロの試合も多いですが、勝負強さを保てている点ではアッレグリの手腕を素直に評価します」
デミチェリス「首位争いをできるとは思っていませんでしたが、毎年期待はしています!」
「欧州のコンペティションがない日程面でのアドバンテージを活かして離脱者少なく戦いたかったですが、ピッチ外の問題で中盤の主力を失ったのは痛かったですね」
「しかし、結果はついて来ていますが、内容面では少し物足りないかなと思います…」