スポーツ司法に詳しい弁護士、司法取引をおこなったユベントスに言及「勝者はいないが…」
2023/06/02
「ただ単に求刑を軽くすることを求めるものだが、何よりそのためには被告が自らの罪を求めたり、共犯者についての供述や証言を提供する被告の協力が前提となるんだ」
とはいえ、同じ罪でありながら、減点処分を下されたのはユベントスだけであり、同クラブと取引をおこなった他クラブらは罰金処分しか求められなかった。
それについて問われた同弁護士は、「それぞれの訴訟手続きについて知ったり、調べたりもせずに法的根拠に基づいた回答をすることは不可能だよ」
「ここ数カ月間で見てきたようにスポーツ司法の管理は非常に複雑な活動であり、訴訟手続きごとに状況が全く異なるんだ」と返答。
最後に、「1月に始まって数日前に終わったこのスポーツ裁判についてどのように思うか?」と尋ねられたスパッローネ弁護士は、「これまでに私が執筆してきた通りだよ」
「スポーツ裁判は、憲法に規定された適正手続きの一般原則と足並みを揃えるために実質的、及び手続き的観点の両方からの抜本的な改革を必要としている」
「この原則はFIGCの文書でも言及されているものの、スポーツ裁判手続きの現在の構造には効果的、かつ完全に適用するために必要な余地がない」
「ここ数カ月間に起きた出来事を見ると、スポーツ司法は矛盾と不調和、そして何よりも不確実性に関する要素がたくさんあることを明らかにしている」
「これは、明らかにフットボールシステム全体にとって有益なことではない」と見解を示した。
コメント
司法取引してひとまず落ち着きを取り戻すことに成功したわけだが…やるなら全クラブ対象に調査しないと不公平だろう。選手の取引のことでなぜユベントスだけが調べられて他クラブは知らん顔なんだ?イタリア全体が腐ってる。
イタリア代表から卒業する頃合い