特集:古き良きユベントスを知るユベンティーノ《ソナーポケット eyeron》
――現在はユベントスから遠ざかっていますか?
「サッカー自体、昔のようにテレビにかじりつくことはなくなりましたね…」
「(J-JOURNALの)山口さんと知り合ってユベントスの話をするようになってから、ちょいちょいですがユーベの試合は見ていますよ」
「しばらく見ていない間にフォーメーションや、選手の動きとか、サッカー自体が根本的に変わった印象を受けますね」
「戦い方が違いますし、選手個々のレベルが高くなっていると思いますね。それは、ユーベに限ったことではないですけど」
「一昨年前まで(アンドレア・)ピルロが監督でしたよね? ピルロも現役時代、めちゃくちゃ好きでしたから注目していました」
「現役時代『どこから、そんなパス出せるの?』ってシーン、けっこうありましたよね」
「パス成功率95%。とか、サッカーをやっていた側からすると、信じられなかったし、あらゆるフォームが美しかったのが印象に残ってます」
「監督として、クラブの求める結果を出せなかったんですかね? 解任は残念でした」
――イタリアの識者からいわせると『近年のユベントスは魂を失った』ともささやかれています。
1997/98シーズンが思い出深いeyeronさんにとって、どのように感じますか?
「魂…ですか…。そう言われたら、『昔とは違うな』と感じるかもしれないですね」
――個人的な印象で恐縮ですが、近年のユベントスって「綺麗にやりたがる」ところがあって、僕は少なからず違和感を覚えていました。
今シーズンは全員で攻守に走る回数も増えて来て、かつての『泥臭いユベントスが戻ってきた』と個人的にとても好感を持ってはいます。
「逆に『泥臭いユベントス』をどうして、今シーズンは取り戻せたんですかね?」
corrieredellosport――マッシミリアーノ・アッレグリ監督の手腕が一番ですが、近年は「ユベントスが憧れ」または「愛せるクラブ」という選手が増えていますね。それが大きいような気がします。
「なるほど…。負けはしましたけど、CLパリ・サンジェルマン(PSG)戦は良い試合に感じましたよ? 見どころが多かったようにも感じました」
――印象に残った選手はいましたか?
「(MFウェストン・)マッケニーはスター性を感じましたけどね」
「僕は全部の試合を追いきれていませんが、『光る選手だな』とは感じました」
「まだ怪我で試合に出ていない(MFポール・)ポグバも、昔から注目しています」