特集:古き良きユベントスを知るユベンティーノ《ソナーポケット eyeron》
――(インタビュアー:J-JOURNAL 山口)ずっとサッカーをやっていたとお聞きしました。いつくらいに始められたのでしょうか?
「小学4年生から高校2年生までやっていました。自分の中で衝撃的だったのが1994年のアメリカワールドカップでした」
「そこからサッカーにのめり込むようになっていきました。やっぱり、あの大会のロベルト・バッジョはそれくらい衝撃的でしたよ」
――そういう方、けっこう耳にします。
「バッジョはイタリア代表だけど『クラブは?』って雑誌で調べたらユベントスに行き着きましたね」
「そこからファンになって、1997/98シーズンはなによりも思い出深いです。一番テレビにかじりついていたのは、そのシーズンでした」
「当時のメンバーって凄かったじゃないですか? (アレッサンドロ・)デル・ピエロがいて、フランス代表(ディディエ・)デシャンもいたし、(ジネディーヌ・)ジダンもいた」
「その中でもオランダ代表の(エドガー・)ダーヴィッツは、一番惹かれましたね」
――どのあたりがそうさせました?
「バッジョもそうでしたけど、ダーヴィッツもオシャレじゃないですか?」
「ドレッドヘアーで、目の病気だったとはいえゴーグル付けて…なにより、異常なくらい走るプレースタイルに惹かれましたね」
――そのあたりが現在もつづけられているマラソンに通ずるものがあるのでしょうか?
ベストタイムを教えてください。
「2時間34分50秒です」
――凄い…。
「ひょっとしたら、ですけどダーヴィッツや(パベル・)ネドベドから影響を受けたところはあったような気もしますね」
「サッカーやっていたときはボランチとかもやっていましたし、いろんなポジションを任せられました」
「ダーヴィッツのように縦横無尽に走り回ったり、ペナルティーエリア内に入っていくことを意識していましたよ(笑)」
「目も悪くないのにゴーグルもしていましたしね(笑)」
――笑!
「1997/98シーズンをふり返ると、デル・ピエロと(フィリッポ・)インザーギのふたりで39点、獲っているんですよ。たしか」
(セリエAのみでデル・ピエロは21得点、インザーギは18得点を記録)
「そんなにふたりとも背も高くないし、ずば抜けたスピードがあるわけではないけど、得点を量産するところなんかも好きになった要因でした」
「また、今のユニフォームはadidasですが、当時のKappaのデザインは好きでしたね」