MOM：ミリク 【7.5】
FWながらもゴール前でなかなか仕事をさせてもらえず、ポストプレーでボールをキープしたり、中盤まで下がって囮となる動きをしたり、さまざまなアプローチを試みた。そして、結果が出ないまま迎えた91分、彼の「魔法」のような左足がチームを勝利へと導いた。チャンスは限りなく少なかったが、値千金のゴールで完全に試合の“ヒーロー”となっている。

シュチェスニー 【6.5】 
デセルスのポスト直撃弾に肝を冷やすシーンはあったものの、79分のカウンター時にはヴァレーリのシュートを落ち着いてセーブ。オフサイドの判定に助けられつつも、安定したパフォーマンスで無失点の7連勝をキープしている。

ガッティ 【6】
右のCBとして先発し、相手のサイドアタックを体を張って食い止め一定の成果は出した。とはいえビルドアップにおいては、苦しむ中盤をもっとサポートする動きが必要。58分のセットプレーではこぼれ球を拾って決勝点にも迫ったが、惜しくも枠の外だった。

ブレーメル 【5.5】
無失点はひとまず評価したいが、相手が相手なら状況は違っただろう。ビルドアップではギャンブルのようなプレー選択が目立ちミスが散見。69分にはデセルスにスペースを使われポスト直撃のシュートも許した。本当に、決まらなくてよかった。

ダニーロ 【7】
最終ラインで統率力を示し、自陣エリア内で最後の砦として立ち塞がった。危ないシーンでは的確な対応を見せ、ラストパスを出させない先読みした動きはさすがセレソン。61分に自陣PA内でデセルスの突破を抑えたプレーはまさに職人技だった。