トリノ検察とCONSOBから容疑をかけられているユベントス、訂正した財務諸表を承認へ
2022/12/05
lookcharms
「UEFAもユベントスに対して調査を開始」
ビアンコネーリは、架空のキャピタルゲイン、及び新型コロナによるパンデミック中に選手の給与を巧みに操作し、虚偽の会計処理をおこなったとしてトリノ検察およびイタリア国家証券委員会(CONSOB)から容疑をかけられている。
アンドレア・アニェッリ前会長を含む経営陣を総辞職に追い込んだ原因とみられるその「Prisma」捜査がトリノ検察によって開始されたのは、2021年5月。
イタリアサッカー連盟(FIGC)のプロサッカークラブ監査委員会(COVISOC)が特定した62件の疑わしい移籍取引の内42件にユベントスが関与していたという報告を受けて開始された。
疑わしい移籍とは、移籍やトレードの際に選手の評価額を“水増し”したり、キャピタルゲインを生じさせる目的で選手の交換が行われたりしたというもの。
イタリアの経済紙『Il Sole 24 Ore』によると、この件に関してトリノ検察は、2019年からの3年間でユベントスが生じさせた架空のキャピタルゲインは1億7,000万ユーロ以上。
また、その内の1億5,600万ユーロはクラブ間のトレードで生じたものだと主張しているようだ。