トリノ検察とCONSOBから容疑をかけられているユベントス、訂正した財務諸表を承認へ
2022/12/05
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ところが、当時、実際には1カ月分のみの給与を放棄することでクラブと合意していたことが選手への事情聴取で明らかになったという。
当時のチームは、カットされた4カ月分の給与の内、3カ月分がその後ボーナスの形で返還されることを第三者には黙っておくという密約をクラブと交わしていたようだ。
これにより、実際には4カ月分の給与カットではなく、翌シーズンに繰り上げられた後払いとして対処していたとして、関係当局はクラブを非難。
イタリア紙『TUTTO SPORT』によると、CONSOBは、「2020年にユベントスは6,700万ユーロではなく、1億3,100万ユーロを失うはずだった」
「そのため、実際の損失は、6,300万ユーロ(2300万ユーロのキャピタルゲインと4000万ユーロの選手の給与)多くなければならない」
「翌年も、損失は2億990万ユーロではなく、2億3,300万ユーロだったはずであるため、2,400万ユーロ(500万ユーロのキャピタルゲインと1,900万ユーロの給与)足らない」
「一方で、2022年の損失は、2億5,430万ユーロではなく1億9,300万ユーロであるため、6,000万ユーロ少なくなければならない」との見解を示していると報じた。
これを受け、CONSOBから財務諸表の誤りを修正するよう求められていたユベントスは2日、退任するアンドレア・アニェッリ前会長を議長とする取締役会を開催。