【今節は無料公開! JJパジェッレ】セリエA第32節 カリアリ対ユベントス
著者:J-JOURNAL 編集部 オキナウェーゼ・宮城
CL権は譲らない! 下位カリアリに苦戦も、デ・リフト&ヴラホヴィッチ弾で逆転勝利
セリエAの第32節が現地時間9日に行われ、ユベントスは敵地でカリアリと対戦。
前半早々にホームチームのカウンターを受けて失点を喫したが、前半終了間際にDFマタイス・デ・リフト、後半にはFWドゥシャン・ヴラホヴィッチがゴールを上げて、逆転で試合を制した。
下位に低迷するチームを相手に主導権を握りたいユベントスだったが、試合開始からわずか10分で出鼻を挫かれる。
パウロ・ディバラが中盤で倒されボールをロストすると、そこからカリアリが逆襲。
MFラズバン・マリンにペナルティエリアまでボールを運ばれると、さらにイタリア代表のジョアン・ペドロにボールが渡り、鮮やかなシュートで先制ゴールを奪われた。
ひとつのプレーが試合の流れを変え、失点したビアンコネーリはすぐさま反撃に出るも、なかなかカリアリの守備組織を崩すことができない。
23分には左SBルカ・ペッレグリーニのシュートで同点に追い付いたかに見えたが、ボールがMFアドリアン・ラビオの腕に当たったとしてハンドの判定で取り消しとなった。
それでも攻め続けるユベントスは、WGフアン・クアドラードが左サイドから仕掛け、ボックス内でフリーとなったデ・リフトへクロス。
そのボールをオランダ代表のCBがきっちりと頭で捉え、前半終了間際にカリアリの牙城を崩した。
後半に入り、流れを掴んだビアンコネーリは人数を掛けて攻勢に出る。47分にはディバラのシュート性のボールをDFジョルジョ・キエッリーニが左足で押し込むもオフサイドの判定でゴールならず。
徐々にゴールに迫るシーンを増やしてきたユベントスは75分、ついに勝ち越しゴールを上げる。
カリアリDFラインの裏に飛び出したヴラホヴィッチがディバラからのボールを受けると、マーカーと交錯しながらも左足でボールを押し込み得点。
このゴールが決勝点となり、ユベントスがアウェイで2-1と勝利して勝ち点3を積み上げている。
【試合結果】
カリアリ 1-2 ユベントス
【得点者】
10’ J・ペドロ
45’ デ・リフト
75’ ヴラホヴィッチ
ここからは、J-JOURNAL独自の視点によるパジェッレ(採点&寸評)を公開。ティフォージの皆さんは、この試合をどう見ましたか?
※平均点は【6】、満点は【10】。基本的には15分以上のプレーで採点
ユベントス 【6.5】
開始早々の10分にカウンターを浴び、イタリア代表のストライカー、J・ペドロに技ありのシュートを沈められ失点。不穏な空気が漂うも、クアドラードとデ・リフトがそれぞれの能力を存分に生かして同点にすると、75分にはディバラの「センス」とヴラホヴィッチの「ゴール嗅覚」が試合を決めた。下位を相手に苦しんだ試合だが、偉大なボニペルティの言葉どおり「勝利こそ、価値ある唯一のもの」だ。
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コメント
“ペッレグリーニが最も注意すべきは相手ではなく、ラビオだった”は草