パラーティチ、栄光の11年間に「ユベントスでの初日に私が覚えている素敵な思い出…」
「獲得したどのジョカトーレとも私は強い絆で結ばれている」
ファビオ・パラーティチは“暗黒期”のビアンコネーリに加入し、11年間在籍し、王朝を築いて去る。
この敏腕ディレクターは、アンドレア・アニェッリ会長とともに“最後”の記者会見に出席。
クラブの公式サイトほか、イタリア紙『TUTTO SPORT』ほか主要各紙は4日、その模様を伝えている。
――どのジョカトーレの獲得に一番大きな誇りを感じていますか?
「私が交渉し、獲得したどのジョカトーレとも私は強い絆で結ばれている」
「例えば、もし15歳のジョカトーレを連れてこれなければ、私がどれほど怒るかということをケルビーニはよく知っているはずだよ」
「でももし、1人の名前を挙げなければならないとすれば、我々の下に長年いた(アンドレア・)バルザーリと言いたい」
「それに、一般的な意見として、おそらく彼は最も過小評価されていたジョカトーレだと思うんだ」
「我々内部の人間は、彼がどれだけクラブに貢献し、またジョカトーレとしても、1人の人間としても、どれ程の価値があったかよく理解している」
「バルザーリは我々にとって象徴的なジョカトーレだったからね」
――マッシミリアーノ・アッレグリ監督が退任から2年後に復帰することからも、1、2年後にこの決断を後悔する恐れがあると考えていますか?
「(アニェッリ会長談)これについては、ファビオが1分前に申し分のない形で答えました」
「ある特定の決断は、それぞれの瞬間に下されるべきものであり、その状況に沿った決断なのです」
「2年前のチョイスと現在のそれを比較し、2年後に後悔するかもしれないと今主張することは、誤った考え方をしていると言わざるを得ません」
「当時した決断は、その時にされた相応しい決断であり、現在下した決断は、今のこの瞬間に相応しい決断なのです」
「もちろん、それは我々にとって相応しい決断ですが、当然のようにこの2つの決断に関係性は一切ありません」