パラーティチ、栄光の11年間に「ユベントスでの初日に私が覚えている素敵な思い出…」
2021/06/05
bola
――ユベントスにやって来た初日に受けた衝撃について教えてもらえますか?
「ここでは素晴らしい日を何日も過ごしたし、さっきアンドレアが話したように、マロッタやパベル、そしてフェデリコやマッテオ(・トニョッツィ)と共有した思い出話がたくさんある」
「初日のことはよく覚えているよ。あの日私とマロッタは、当時まだトリノの中心部に住んでいたアンドレアの自宅を訪れたんだ」
「そして、午後7時半になった時に、『それではレストランで会おう』ということになって、あるレストランの名前を教えられた」
「正直に言って、あの時私は少し緊張していたよ」
「それもそのはず、ユベントスにやって来て、しかも“アニェッリ”という名の会長の下で働くことになったわけだから、少し体がこわばっていたのも普通のことさ」
「そして、私は午後8時半に指定されたレストランに着いた。とても素敵なトラットリア(大衆的なイタリア料理店)だったよ」
「だけど、白と赤のくさび状のテーブルクロスが掛けられたテーブルに通された時に、ひょっとして間違ったところに来たんじゃないかと不安になったんだ」
「すると、彼がやって来るのが見えて、ホッと胸を撫で下ろしたのを覚えている」
「これが、ユベントスでの初日に私が覚えている素敵な思い出だ」
「今でもそのトラットリアにはよく行っているんだけど、おそらく会長も行っているじゃないかな」