ピルロ、“デルビー・ディターリア”で敗北したユベントスに「責任は私にある」
2021/01/18
lequipe
「この敗戦でチームが目指す目標は変わらない」
現地時間17日、セリエA第18節“デルビー・ディターリア”がスタディオ・ジュゼッペ・メアッツァで開催され、アウェイに乗り込んだユベントスが0-2でインテルに敗北を喫した。
宿敵ネラッズーロ(インテルの愛称)を相手に成す術もなく完敗を喫してしまったビアンコネーリ。
この結果にと怒りを露わにした指揮官のアンドレア・ピルロだが、「責任は私にある」と自分を責めた。
イタリア紙『TUTTO SPORT』など複数紙が試合後、イギリスメディア『Sky Sport』のインタビューに応じたビアンコネーリ指揮官のコメントを伝えている。
「最悪な試合だ。我々はピッチにいなかった」と怒りを露わにしたピルロは、次のように試合を分析している。
「我々はインテルの攻撃に恐れをなし、臆病になって後ろに下がってしまった。そのため守ることしか考えられなくなって…」
「とは言っても、アグレッシブなディフェンスさえしなかった。その結果、ゲームの主導権を握るためのスペースがほとんど無くなってしまったんだ」
「ゲームの主導権を握らず、その上、相手にカウンターを仕掛けるためのスペースまで与えてしまえば、彼らの強さが脅威的なものとなってしまうのは当然だよ」
コメント
芯の通った組織力とガッツ、ハングリー。今のユベントスにないのはこれだけだと思う。これを植え付けるのは監督の役目だろう。
監督には2つの能力が必要。ひとつはゲームプランニングで、相手の調査や既存選手での戦略立て。そしてそれを理想像に近づけて昇華させていく。
もうひとつは修正力。ゲームの状況変化に応じて対処する洞察力と最適解を導くスピード。選手でいえばゲームの流れを読む力。
後者はアッレグリが本当に優秀だった。ピルロも現役時は流れを読む視野の広さは持ってたはずだから、期待してる。
もう少し辛抱するよ。
あなたの思い描いてる事を誰でも描けるわけじゃないし出来るわけでもない
それはあなたのプレービジョンだ
正しいか間違いかでなく各選手に適合したものを提供し組織化してほしい
理想を押し付けるだけじゃ一流監督になれない
湯水のように資金があればペップのように理想も成就できる戦力を持てるが
そんな資金を持ってるイタリアのクラブはもうない
今のユーヴェにはあなたの思い描くサッカーをするだけのビジョンもテクニックもない
それがあればサッリも成功してる基盤がずっとアッレグリ時代のままなんだよ
そこに補強方針のブレから色々方向性のないプランが入り混じって最適化出来てない
それはピルロのせいではなくて明らかにフロントの責任だろう。誰が考えても初心者のピルロに任せるなんておかしいってわかってたはず。それをチームが完敗したときにだけ持ってくるのはずるいと思う。