ピルロ、“デルビー・ディターリア”で敗北したユベントスに「責任は私にある」
2021/01/18
tuttosport
「我々は、ボールを回すスピードがあまりにも遅すぎたんだ。そして、主に我々のDFにボールを回させてしまった」
「本来ならば、それは中盤が担う役目のはずだった。サイドチェンジして、(フェデリコ・)キエーザに1対1を仕掛けさせるべきだったんだ」
「或いは、(アーロン・)ラムジーにライン間に飛び込ませて、彼らの3人のDFの1人を引き寄せたりするべきだった」
「そういったことをしなかったのは、DFが常にボールを回していたからだよ。その間に、相手は直ぐに陣形を整えていたんだ」
「ボールが中盤をほとんど経由しなかったことで、あまりフィルターパスを通せなかったし、相手はしっかりとスペースを閉じていたね」
「背後でボールを回しすぎるとゲームのスピードが遅くなってしまう。そうなると、相手は我々の動きを予測しやすくなるんだ」
「前半にクリスティアーノ・ロナウドが右サイドでプレーしていた理由? 実際の所、それは私の指示ではないけれど、彼は前線全体で動くFWなんだ」
「プレーしている間に、たまたまそのゾーンにより多くのスペースがあるのを見つけて移動したのかもしれないね」
「キエーザが相手のWBを高い位置で抑えることができていたから、(アレッサンドロ・)バストーニのいるゾーンにスペースを探しに行ったんじゃないかな」
「我々は、特に相手のメッザーラがスペースに飛び込んで来る時に慎重に対処しようと考えていたけれど、結局そういう形で失点してしまった」
「しかし、相手に落ち着いてクロスを上げさせ、多くの選手たちがエリア内に入って来ることが分かっているのに彼らの動きを追わなければ、状況が難しくなるのは当然だよ」
コメント
芯の通った組織力とガッツ、ハングリー。今のユベントスにないのはこれだけだと思う。これを植え付けるのは監督の役目だろう。
監督には2つの能力が必要。ひとつはゲームプランニングで、相手の調査や既存選手での戦略立て。そしてそれを理想像に近づけて昇華させていく。
もうひとつは修正力。ゲームの状況変化に応じて対処する洞察力と最適解を導くスピード。選手でいえばゲームの流れを読む力。
後者はアッレグリが本当に優秀だった。ピルロも現役時は流れを読む視野の広さは持ってたはずだから、期待してる。
もう少し辛抱するよ。
あなたの思い描いてる事を誰でも描けるわけじゃないし出来るわけでもない
それはあなたのプレービジョンだ
正しいか間違いかでなく各選手に適合したものを提供し組織化してほしい
理想を押し付けるだけじゃ一流監督になれない
湯水のように資金があればペップのように理想も成就できる戦力を持てるが
そんな資金を持ってるイタリアのクラブはもうない
今のユーヴェにはあなたの思い描くサッカーをするだけのビジョンもテクニックもない
それがあればサッリも成功してる基盤がずっとアッレグリ時代のままなんだよ
そこに補強方針のブレから色々方向性のないプランが入り混じって最適化出来てない
それはピルロのせいではなくて明らかにフロントの責任だろう。誰が考えても初心者のピルロに任せるなんておかしいってわかってたはず。それをチームが完敗したときにだけ持ってくるのはずるいと思う。