組織を再編したユベントスのアニェッリ会長「今季の目標は…」
「新体制のもと、挑戦を続ける」
ユベントスのアンドレア・アニェッリ会長が、15日に行われた株主総会で前シーズンの振り返った。
そして、その後の記者会見で、前指揮官のマウリツィオ・サッリや組織再編したフロントについての質問に応じている。
クラブの公式サイトが同日に伝えた。
――増資が必要とされる360クラブの中にユベントスも含まれますか? イタリアでセリエAの形式を変えることはできますか?
「1月の増資のおかげでユベントスの資本構成は非常に堅固な状況です。現時点では、コンペテイションの形式を変える必要はないと考えています」
「まず第一に、あるやり方でコンペテイションを開始したのであれば、それを途中で変えることはできません。つまり、最後まで同じやり方で終える必要があると考えています」
「形式を変えることで、ティフォージがより楽しめるようになり、商業的にも利益が上がるのではないかといった代案に関して言えば、それは全くの別の話になります」
「そして次に、サッカー連盟やCTSとの合意のもとで導入しているプロトコルは、シーズンを終えるために十分なものだと考えています。したがって、それを見直す必要はなく、ただ単に厳しく遵守する必要があるだけです」
――あなたが先ほど感謝していた様々な人の中に前任のマウリツィオ・サッリが含まれていませんでした。昨季に行われた彼のチーム管理能力についての見解を聞かせて下さい。
「まず何よりも、マウリツィオについては1人の人間としての素晴らしい思い出が残っています。彼とともにリーグタイトルを勝ち取れたことを心から嬉しく思っています」
「私はこれまで頻繁にドレッシングルーム内で形成される“化学反応”について話してきました」
「つまりそれは、一見、乗り越えることができないような障害すら乗り越える“化学反応”のことですが、それがマウリツィオとは起きなかった。そして(クラブの)環境全体において、このような“化学反応”がなかったと考えています」
「しかし、彼と共にスクデットを勝ち取りました。そして、そのトロフィーを彼自らがJ-Museumに持って行きたいと私に頼んで来たので、私は彼にそう指示しました。したがって彼は、ユベントスでリーグ優勝した監督の1人として、これからも永遠に記憶に刻まれることになります」