ラツィオ戦で劇的決勝弾のディバラ「この勝利は我々の力になる」
スクデット7連覇へ貴重な勝ち点3
ユベントスのFWパウロ・ディバラ(24)はセリエA第27節・ラツィオ戦での決勝弾を振り返り、自分自身のみならずチームにとっても今後の戦いに向けて大きなゴールであると考えているようだ。4日、イタリアメディア『Sky Sport Italia』が伝えている。
このビアンコネーロの「10」番はスタディオ・オリンピコにおける”天敵”との一戦で復帰後初となる先発出場を果たすと、試合終了間際の92分、ペナルティエリア内で相手DFに抑え込まれる苦しい体勢にも関わらず、わずかに残していた左脚から放ったシュートでネットを揺らした。
「自分の自信をつけるという点で、非常に価値のあるゴールだった。正直この試合でフル出場するとは思っていなかった。今シーズン残り2、3カ月間、ハードワークを続けてパフォーマンスの向上に努めるとともに、チームメイトを助けるよ」
「戦術面では決して優れているとは言えない試合だった。もしスコアレスドローで終えていたら、誰も不満を口にしなかっただろう」
「素晴らしいプレーを見せていたラツィオと対戦した我々にとって、このゴールは非常に大きな結果をもたらすものだった。この勝利は(今後も難しい試合を控える)我々の力になるはずだ」
そのディバラはすでに、日本時間8日未明のUEFAチャンピオンズリーグ(CL)ベスト16・2ndレグのトッテナム・ホットスパー戦に視線を向けている。
「我々は水曜日に非常に重要な試合を控えている。ロンドンでの一戦で、我々は技術面の改善を図った上で前半から攻勢に出なければならない」
今節はナポリがローマに黒星を喫したため、ユベントスが再び首位とのポイント差を「1」に縮めている。ユベントスが未消化試合を1つ多く残していることを踏まえると、過密日程であるとはいえスクデット獲得へ向けて優位に立ったと考えることができる。そしてこの「La Joya(宝石)」こそがスクデット7連覇を手繰り寄せる決定的な仕事を果たしたと言えるだろう。