【JJパジェッレ】セリエA第37節 ユベントス対ラツィオ
著者:J-JOURNAL 編集部 オキナウェーゼ・宮城
キエッリーニとディバラがティフォージに別れ…試合は後半ATの失点でドロー決着
セリエA第37節が現地時間16日に行われ、ユベントスはホームのアリアンツ・スタジアムでラツィオと対戦。
試合はドゥシャン・ヴラホヴィッチとアルバロ・モラタのゴールでユベントスが2点を先行するも、後半アディショナルタイムにラツィオに同点弾を許し2-2のドローで終えた。
今季を最後にユベントスを退団するDFジョルジョ・キエッリーニとFWパウロ・ディバラ。彼らを送り出すため、スタジアムには大勢の観客がつめかけ、大声援が飛び交う中でキックオフを迎えた。
すると11分、ティフォージに背中を押されたビアンコネーリがチャンスを得る。
左サイドのモラタがファーサイドへとクロスボールを送ると、それをDFとの駆け引きを制したヴラホヴィッチがダイビングヘッド。
鮮やかにゴールネットを揺らしユベントスが先制点を上げる。
さらに36分には、右サイドのディバラからヒールパスを受けたクアドラードが敵陣中央へ侵入。
左サイドから走り込んで来たモラタがクアドラードからボールを受け取ると、フェイントでDFを外し、右足でゴール右隅へと蹴り込んだ。
2点のリードを奪って試合を折り返したビアンコネーリだったが、後半はラツィオに反撃の機会を与えてしまう。
51分にCKからDFアレックス・サンドロのオウンゴールが決まり1点差に。
さらに後半アディショナルタイムには、MFセルゲイ・ミリンコヴィッチ=サヴィッチにGKマッティア・ペリンが弾いた後のこぼれ球を押し込まれ同点とされた。
試合は2-2で終了。その後は、主将のキエッリーニを盛大に送り出す“フェスタ”が行われ、さらにディバラが涙しながらティフォージに別れを告げている。
【試合結果】
ユベントス 2-2 ラツィオ
【得点者】
10’ ヴラホヴィッチ
36’ モラタ
51’ A・サンドロ(OG)
90’+6′ ミリンコヴィッチ=サヴィッチ
ここからは、J-JOURNAL独自の視点によるパジェッレ(採点&寸評)を公開。ティフォージの皆さんは、この試合をどう見ましたか?
※平均点は【6】、満点は【10】。基本的には15分以上のプレーで採点
ユベントス 【6】
バックスタンドに出現した『CHI3LLO(CHIELLO:キエッリーニの愛称)』のコレオグラフィ。この試合はキックオフの前からカピターノを盛大に送り出す最高の雰囲気に包まれていた。最終的に2-2のドローという結果で終わってしまったものの、もはやスコアは関係ないだろう。クラブに多大な貢献をしてきたキエッリーニとディバラを称え、新たな旅立ちを祝福する上で重要な時間になった。
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